【訃報】演出家蜷川幸雄の時代」(2016年5月12日木曜日)http://hasebetheatercritic.blogspot.jp/2016/05/blog-post_15.html
「偶然ではあるけれども、芸大の私の研究室から蜷川さんの演出助手となり、十年修業して、現在はミュージカルの演出をしている藤田俊太郎さんと昨日会った。大学院の修士1年に向けた講義で、東京をテーマに話した。藤田さんの演出作品を三本紹介したあとで、2000年に上演された「グリークス」の冒頭の話になった。それが昨日のことで、呆然としている。」
演出術/蜷川 幸雄 著 , 長谷部 浩 著 https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480429469/
告別式 毬谷友子さん http://ameblo.jp/mariya-tomoko/entry-12161243532.html
「棺の中にはもちろん これから演出をするはずだった何冊もの台本が入れられたけれど それよりもたくさんの、病室で家族と過ごされた たくさんの写真が収められていた。そこには、私が仕事場で一度も見た事のない穏やかで優しく微笑む蜷川さんの顔があった。いつもたくさんの芝居に追いかけられ、闘い続けていた蜷川さんとご家族へ神様がプレゼントした かけがえのない日常の時間が、そこにはあったのかもしれないと思いました。」
蜷川さんの最期の言葉は奥様のお名前だったというものね。よかった。