ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

SEVEN HEARTSさんのエリザベート(2016)

SEVEN HEARTS 阪 清和さんの【舞台】エリザベート(2016) 
http://blog.livedoor.jp/andyhouse777/archives/66222279.html
長文ですが、是非読みにいってください!!!
 
「名作とは、見るたびに見える部分が変わって来る作品だと言われる。だからこそ何度再演を繰り返しても飽きることなどない。より新しい魅力を観客自らが付加しながら、さらに大きな作品へと成長していくのである。」〜「マイナス要素の重奏曲であることをはるかに超えて、「エリザベート」はすべての人々の、人が人であることの叫びの集大成であり、断末魔の悲しみへのレクイエムでもあるのだ。演出は小池修一郎。」
 
「投獄され自ら命を絶った後もなおエリザベートの死の真相を問いただされ続ける哀れな男ルイジ・ルキーニは、エリザベートを刺殺した男だ。「エリザベートが死を望んだからだ」とうそぶくルキーニは、それでもなお疑わし気な顔をする追及者に対してそれを証明するため、墓からよみがえらせた死者を使って死までの経緯を弁明しようとする。1898年はエリザベートが死んだ日。今からまだたかだか100年ちょっと前の生々しい話なのだ。」
「ルキーニは無政府主義者のイタリア人。権力者への憎悪を燃やした末に犯行に及んだと世間は考えるだろうし、彼への同情は集まりにくいかもしれない。しかし、トートの存在を知り、エリザベートの苦悩を知るからこそのその行動力は見上げたもので、エリザベートの死の瞬間に彼の人生がクロスしたのは、単なる歴史のいたずら(あるいはトートのシナリオ)だったのかもしれない。彼とて時代の犠牲者だったのだ。」
  
  そういうことなのね。よくわかりました!!!あらすじとなんか違うな〜と思っていたのが、SEVEN HEARTS阪 清和さんのレビューを読んで、しっかり腑に落ちました。ストーリー、ルキーニのこと、トートのこと、皇帝フランツのこと・・。ありがとうございます!!★★ルキーニ部分を抜粋させていただきました。
 
「今回はキャスティングの面において、日本の「エリザート」の歴史の中でマーカブルな回となるだろう。」〜「つまりキャストの盤石さ、充実ぶりにおいて近年ではもっとも記憶に残る回になるであろうということだ。」
 
「そのことは語り部で暗殺犯のルキーニの配役に至って絶対的な事実となる。昨年初めてこの難役に取り組んだ山崎育三郎が、より深化させた役作りで挑んでいることがよく分かる。スマートでかっこいい役だけでなく、コミカルで人を食ったような演技もうまくこなしていたとはいうものの、新境地を開かなくては立ち向かえないほどの役に出合ったことで、前回以降の山崎はさまざまな点で明らかに成長している。そんなエポックメーキングな役柄をさらにわがものとするために奮闘しているのである。」
 
「そしてそこに新たに加わったのが、成河(ソンハ)だ。縁あって、当ブログでは近年のほとんどの作品で劇評を発表しているが、その高度な身体能力と演技の深みは、若手の中では群を抜いている存在。役が役自身をどんどん深堀りしていくときの一種恐ろしいほどの集中力で右に出る者はいない。ルキーニの持つ狡猾さと人懐っこさ。それ以上に彼が時代に(あるいはトートに)操られたピエロとしての悲しさが観客に伝わって来ることのすごさは、ぜひとも劇場で確認してほしい。彼をルキーニに抜擢したキャスティング担当者の眼力に、成河を早くから追い掛けてきた者として拍手を贈りたい。」
 
成河くんは魂で演じていると思う。 幸せだ・・・ 私も好きになって8年くらいかな・・成河くんの姿勢は全然変わっていないと思うけれど、やっと全国区になって感じです。それもすごい勢いで。