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第90回アカデミー賞授賞式が3月4日（現地時間）、米ハリウッドのドルビー・シアターで開催され、ギレルモ・デル・トロ監督のファンタジーロマンス「シェイプ・オブ・ウォーター」が作品賞をはじめ監督賞、美術賞、作曲賞の4冠に輝いた。ここまで同作とともに賞レースを牽引してきた「スリー・ビルボード」は、フランシス・マクドーマンドの主演女優賞、サム・ロックウェルの助演男優賞という2部門受賞。デル・トロ監督がJ・マイルズ・デイルとともに製作した「シェイプ・オブ・ウォーター」は、ベネチア国際映画祭でも金獅子賞を戴冠。最多13ノミネートを果たした今回のアカデミー賞でも激戦を制した。監督賞を受賞したデル・トロ監督は、ノミネートされていたサリー・ホーキンスやリチャード・ジェンキンス、オクタビア・スペンサーらと抱き合い、感極まった様子で喜びをかみ締めた。1960年代の冷戦下のアメリカが舞台の映画は、政府の研究所で清掃員として働く言葉を持たない女性と、アマゾンから研究所に連れてこられた不思議な生きもののラブストーリーを描いている。
技術部門で際立ったのは、クリストファー・ノーラン監督作「ダンケルク」だ。編集賞、録音賞、音響編集賞の3冠。そして、「ブレードランナー 2049」の撮影監督を務めたロジャー・ディーキンスは、14度目のノミネートで初めて撮影賞を獲得した。同作は、視覚効果賞も受賞している。
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『シェイプ・オブ・ウォーター』が作品賞を含む4冠。
『ウィンストン・チャーチル／ヒトラーから世界を救った男』でメイク・ヘアスタイリング賞を受賞した辻一弘さん。日本人個人の受賞は、1993年・第65回に衣装デザイン賞を受賞した故石岡瑛子さん（「ドラキュラ」以来25年ぶり。1969年生まれ、京都出身。1996年に渡米し、『メン・イン・ブラック』の特殊効果や『ヘルボーイ』『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』『魔法にかけられて』などのメイクを手掛けるなど、ハリウッドを中心に活動。『ウィンストン・チャーチル』はチャーチル役のゲイリー・オールドマンから辻さんが受けてくれなければ映画は製作しないと言われたそうです。
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The Amphibian Man From ‘The Shape Of Water’ Brought His Mom To The Oscars And It’s Absolutely Adorable. ママ！ 彼の目を作ったのも辻一弘さん。
