急遽追加で昨日と今日上映されたイングリッシュ・ナショナル・バレエ団(ENB)によるアクラム・カーン版『ジゼル』を東劇で観ることが出来た。素晴らしかった。
冒頭のシーンから感動して涙が出たよー。
バレエも演劇との垣根がないんだなぁと思わずにいられない演出、美術(大きな壁!村人たちの手の跡)、音響、照明(舞台の奥にいるジゼルやアルブレヒトに光が当たり、前方を駆け回る村人たちが真っ黒な影になる演出とか!)、衣裳(階級の差がくっきりと)、全てに圧倒されっぱなし!とにかく凄かった。
終わって数時間たっても感動おさまらず🥺。昨年観て、みんなに観て観てってすすめたかった!
このアクラム・カーン演出で踊らないバージョンの日本版をやるとしたら、したら…(妄想)
ヒラリオンを成河くん、アルブレヒトを芳雄くん、ジゼルは蒼井優ちゃん・・あ、満島ひかりちゃんかな…(並び順不動)ジェフリー・シリオのヒラリオンに対抗できるのは成河くんしかいない!
https://twitter.com/nakamekids/status/1081006321049059328?s=21
『ジゼル』日本の公式サイト https://www.culture-ville.jp/enbgiselle
『AKRAM KHAN'S GISELLE』公式サイト https://www.ballet.org.uk/production/akram-khan-giselle/
原題:English National Ballet Akram Khan’s Giselle
邦題:イングリッシュ・ナショナル・バレエ団 アクラム・カーン版『ジゼル』(アクラム・カーンの見事な新解釈作品)
2017年10月、リヴァプール・エンパイア劇場にて収録 尺: 113分 (1回 x 10分 インターバル含む)
【キャスト】ジゼル:タマラ・ロホ(ENB芸術監督)、アルブレヒト:ジェームズ・ストリーター 、ヒラリオン:ジェフリー・シリオ、ミルタ:スティナ・クァジバー、追放人の一人:金原里奈
【スタッフ】演出・振付アクラム・カーン、ビジュアル・衣装デザイン:ティム・イップ、編曲:ヴィンツェンツォ・ラマニャ、オリジナルスコア:アドルフ・アダン、照明:マーク・ヘンダーソン、収録版監督:ロス・マクギボン
【第一幕】
ジゼルは衣類工場で働く社会から見放された移民のコミュニティの一人だ。金持ちのアルブレヒトは労働者に扮して愛するジゼルに会っていたが、ジゼルに思いを寄せるヒラリオンに気付かれてしまう。ヒラリオンは労働者コミュニティと自分の利益のために地主たちを手引きし、ジゼルに求婚していたアルブレヒトの前に地主たちを立ちはだかせる。地主たちの中にはアルブレヒトの婚約者のバチルドがいた。ジゼルはバチルドが着ている優雅なドレスは自分が工場で作ったものだと気づく。労働者たちは地主らのために踊るが、アルブレヒトとヒラリオンの衝突によりセレモニーは中断される。事態を把握したバチルドの父親はアルブレヒトにバチルドと自分たちと同じ世界に戻るよう迫り、それを受け入れてバチルドの元へ帰るアルブレヒトを見たジゼルは、悲しみのあまり正気を失ってしまう。地主の命により、労働者たちはジゼルを取り囲む。群衆が散り散りになると、魂を失ったジゼルの体が現れるのだった・・・。
【第二幕】
廃墟となった工場は、ジゼルと仲間の女工たちが働き、そして大勢が死んだ場所だ。アルブレヒトはそこでジゼルの死を悲しみ、そして地主たちに向き合って糾弾しようというのだ。ウィリー(理不尽な死に対して復讐を求める労働者たちの霊)の女王ミルタが現れ、アルブレヒトを追い立てる。そしてミルタは魂を失った体からジゼルを死の世界に召喚し、冷酷なウィリーの仲間に入らせようとする。ヒラリオンが弔いのためにジゼルの墓前に現れる。するとウィリーが彼を囲み、ジゼルの死の報いを求め、ヒラリオンは残酷に殺される。そこへアルブレヒトが戻り、ジゼルがいることに気が付く。恋人たちは生と死のはざまで再び出会うことができたのだ。暴力の応酬を止めるため、ジゼルはミルタの命令に背いてアルブレヒトを許し、彼を生の世界へ戻す。ウィリーたちはジゼルと別れ、アルブレヒトは彼の世界では見捨てられた者となる・・・。
トウシューズの有無がもたらす効果(エンタ ステージ)https://enterstage.jp/news/2018/11/010704.html