ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

PARCO STAGE『桜の園 The Cherry Orchard』初日★★★★★


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桜の園』初日観劇。最前列のほぼセンターで。舞台セットが低いので前列でも見切れることなく良かった。2列目にいた友人はフラットだから前の人の頭が重なっていたとか… 。あ、その前に携帯切ってください。途中鳴りました。迷惑です。

さて、出だしからびっくりな斬新なショーン・ホームズさんの演出と音楽。PARCO劇場から近い神宮外苑を思う。

初・桜の園だけどシニカルなストーリーと登場人物たちはチェーホフらしく、それがサイモン・スティーヴンスさんの現代語訳と広田敦郎さんの翻訳で言葉はスッと入ってきた。ほんと、喜劇でした。ちぇ〜り〜🎵🌸

二幕のある場面のロパーヒンのまさかの演出は昨日のプレビューにはなかったそう。もしかしたら日々ブラッシュアップされて、それもなくなるかもだけど。とにかくエンタメなチェーホフ…そしてジワるラストのラスト(あゝフィールス)という感じ。

グリーシャの存在(亡霊)を感じる不思議な音。なんとも言い表せない感情がわくんだけど… 

初日なのでこれくらいにしたいけれど、一回しかチケット取っていないので(後半にもう一回観たいけれど… )下の方に明日にでも感想書こうと思う。パンフレットも買ったので!

カーテンコールではショーン・ホームズさんとグレイス・スマートさんがも。素敵なお人柄がうかがえました。

広田さんが書いていらした「意思疎通が成り立っていない」登場人物たちが「相手を変えようとしている」「でも思い通りに伝わらなくて」「物語が進んでいく」のよ。すごくわかって、おもしろい。

軸にある財産没収され没落のものがたりより、アクが強かったり天然だったりする登場人物一人ひとりの個性、性格を観るのがおもしろかった。とにかく全員の内情を知りたくなった。

八嶋さん眼鏡が違うとイメージ違う… そして八嶋さんありきな感じのこの『桜の園』。

年齢不詳な大学生役の成河くんは私の大好きな成河くん!よくしゃべる。トロフィーモフは成河くんにぴったりハマる(まるで当て書き!)。でもアーニャよりかなり年上なので「本気?裏があるのでは?」と思っちゃう(成河くん曰くトロフィーモフはアーニャに本気らしいけど)。あ、女主人に童貞ってからかわれる場面… まさかこのCherry🍒も桜の園にかけてる?わけないか(ロシア語вишня)原作は100年以上前の作品でした。ピーシチクに「馬のようだ(セリフ忘れた)」と言ったとき【ホルストメール】が浮かんだ人… はーい🙋‍♀️

隼太くんはプレイボーイな前半・サイコチックな後半。屋敷の人たちを俯瞰で見てる感じ。

というか達者なキャスト陣なので、なんかすごいカオスが渦巻いていたんだもの。なのにラスト、渦中の人たちはカラッとしてる(なるようになるって⁈)。

それらも明日以降に書くわ。

作:アントン・チェーホフ The Cherry Orchard(1903)
英語版:サイモン・スティーヴンス Simon Stephens『ポルノグラフィー』『ハーパー・リーガン』『夜中に犬に起こった奇妙な事件』など 
翻訳:広田敦郎
演出:ショーン・ホームズ Sean Holmes ロンドン グローブ座(Shakespeare's Globe)のアソシエイト・ディレクター『FORTUNE』『セールスマンの死

美しい領主女主人のラネーフスカヤ(浪費を浪費と思っていない生涯お嬢様かも):原田美枝子
幼い頃からラネーフスカヤを慕っていた実業家ロパーヒン(「桜の木を切り払って別荘地として貸し出せば、競売は避けられる」と助言):八嶋智人
ラネーフスカヤの亡き息子の家庭教師。娘アーニャに影響を与えるトロフィーモフ(ペーチャ)永遠の大学生?年齢不詳:成河
養女ワーリャ 24歳:安藤玉恵
娘のアーニャ 17歳:川島海荷
執事(管理人)エピホードフ(世界一ついていない):前原滉
娘の家庭教師シャルロッタ(とにかく明るい系):川上友里
女主人とパリに同行していた若い召使いヤーシャ(恋人?愛人?という感じを見せたのは最後だけ。何が狙いなのか?ミステリアスな存在感。):竪山隼太
メイドのドゥニャーシャ(ヤーシヤにコロっと転がる):天野はな
近所の地主ピーシチク(破産寸前の酔っぱらい。たまに意識が飛ぶ):市川しんぺー
ラネーフスカヤの兄ガーエフ(ガーエフのせいよね…食べていたのはグミ?):松尾貴史
先代から仕える老召使フィールス(お耳が遠い)87歳:村井國夫
浮浪者とあるけれど違うなぁ。「物語に【いる】侵入者」:永島敬三
接待客:中上サツキ

美術・衣裳:グレイス・スマートGrace Smart 音楽:かみむら周平 ステージング:小野寺修二 照明:佐藤啓 音響:井上正弘 ヘアメイク:佐藤裕子 美術コーディネート:岩本三玲 衣裳コーディネート:阿部朱美 演出助手:陶山浩乃 通訳:時田曜子 舞台監督:藤崎遊・田中直明

www.youtube.com

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f:id:Magnoliarida:20230809203902j:imageありがとうございます(T ^ T)🌸

音楽のかみむら周平さん 

https://twitter.com/shuheikamimura/status/1688888173731127296?s=46

ステージングの小野寺修二さん

https://twitter.com/derashinera/status/1688934326501830656?s=46

@the_globeの芸術副監督であるショーン・ホームズさんインタビュー 

🌸中止になってしまったKERAさん版の『桜の園』も観たいよねぇ〜。https://magnoliarida.hatenablog.com/entry/20200410/1586520713

KERA meets CHEKHOV Vol.4/4 『桜の園https://derashinera.jp/activity/sis_sakuranosono/