ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

【おかえり、亮ちゃん】田島亮くん(・中嶋将人)と浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き!! 成河くん、亀田佳明さま、イキウメと浜田信也くん、宮沢氷魚ちゃん、大好きです。 演出家・藤田俊太郎くんを応援しています。小林賢太郎さん・片桐仁さんが大好き。ラーメンズは永遠に好き。BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、B'z、EddieRedmayne、大橋トリオ、kitori、宮本浩次さん。みんな大好き。なにより空が好き。 都々逸やっています。

PARCO劇場『藪原検校』★★★★★

仕事終わって渋谷へ。上演時間が長いから西武の地下でおにぎり買ってPARCO劇場へ滑り込む。

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PARCO劇場オープニング・シリーズ『藪原検校』久しぶりの3時間の舞台。(上演時間:3時間10分 第一幕90分 / 休憩20分 / 第二幕80分)F列ほぼセンター。PARCOの傾斜観やすいし、音もいいし、大変満足。

 

杉原邦夫さんの演出が楽しすぎて嬉しくてクラクラして、思わず幕間に「藪原検校 幕間。ものすごく面白くてものすごく美しい!髙橋洋くんも最高だ!」と呟く。

オープニングに座頭たちの歌にのって猿之助さんの半生を「早替り」で一気に見せて。その後、その半生を、生まれる前から振り返ってゆく。主演の市川猿之助さん(杉の市〜酉の市、二代目藪原検校、首斬役人)を筆頭に全員素晴らしい。でもこれ2ステージの日があるなんて大変すぎる。

益田トッシュさんの音楽・生演奏、照明、衣裳、格闘技のリングのような美術(背景のセットに蜷川さんを思い出す)、川平慈英さんの語り(盲太夫、キャストの皆さまの歌もいっぱ〜い。三宅健くんは二幕がすごく良い。何よりあんなに楽しそうな高橋洋(髙橋洋)くん、観たことあったかしら?(一幕の佐久間検校に「アドルフに告ぐ」のヒトラーの面影が)

松雪泰子さんからたちのぼる色香、妖艶さにもうっとり。歌も素敵。全部素敵❤️

 

杉原邦生さん演出のKUNIOや木ノ下歌舞伎、グリークスなど毎回大好きだから間違いないと思っていたけれど、予想はるかに超えて『藪原検校』の演出大好き。皆さん座頭になったり、あれやこれや何役もやっていて、いい舞台をありがとうございましたと心から。眼福を味わえたいい夜です。

ラストの演出にはびっくり。その役を猿之助さんがやるとは!ってなりましたよ。

 

そしてなるべく買わないようにしようと思っていたけれど、パンフレット購入。まだパラパラ見ただけだけどすごく充実している。買って良かった。

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stage.parco.jp

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出演:市川猿之助 三宅 健 松雪泰子 髙橋 洋 佐藤 誓 /宮地雅子 松永玲子 立花香織 みのすけ川平慈英

作:井上ひさし 演出:杉原邦生
音楽・演奏:益田トッシュ
美術:田中敏恵 照明:原田保 音響:星野大輔 衣裳・宣伝衣裳:西原梨恵 ヘアメイク・宣伝ヘアメイク:河村陽子 振付・ステージング:尾上菊之丞 

ドラマトゥルク:稲垣貴俊 演出助手:城野健 舞台監督:松下清永 宣伝美術:東學 宣伝写真:渞忠之 宣伝:DIPPS PLANETは制作:大迫彩美・徳永のぞみ ラインプロデューサー:冨士田卓 プロデューサー:尾形真由美 製作:井上肇

 

「#藪原検校」♪藪原検校のテーマ(主題歌) 

www.youtube.com

頭から離れない(^O^)

【あらすじ】
時は江戸の享保年間、塩釜の魚売り七兵衛(小日向文世)は女房(熊谷真実)のお産の費用に困り、番ヶ森峠で座頭を殺して金を奪う。だが生まれた赤子は盲目だった。その赤子・杉の市(野村萬斎)は幼少の頃から盗み、脅し、強姦はお手のもの。師匠である琴の市(たかお鷹)の女房お市秋山菜津子)に手を出し、ついには誤って母親を殺してしまう。その後、師匠を殺し、江戸に出ていく途中で宮司を殺して名刀正宗を奪いとるなど悪行三昧を働く。江戸では藪原検校に弟子入りし、貸し金の取立てで見る間に頭角をあらわし、二度目の師匠殺しをして、出世街道を駆け上り、ついに盲人の最高位「検校」の地位を得る。だが二代目藪原検校の襲名披露の日、その悪行がすべて明るみに出てしまう…。

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「杉の市は二代目藪原検校という地位に手がかかったとき、28年という短い生涯を無惨に閉じる。その処刑のされ方まで残酷で救いのないような物語だが、作者井上ひさしはこの作品を書くについてこんなふうに語っている。
「東北の片田舎に生まれた盲の少年が、晴眼者に伍して生きて行こうとしたとき、彼の武器はなにか、という禅問答における問いかけのような、奇妙な声が響き渡った。わたしは思わず、“悪事以外にない”と、その声に答えていた」こまつ座HPより)。

もちろん「悪事が武器」というのはレトリックでもあるのだが、そんなふうに何が何でも這い上がり、生きて勝ち抜こうとする杉の市の必死のエネルギーが痛ましくもあり、同時に眩しいまでにギラギラと輝いている舞台だ。」