劇作家の清水邦夫さんが死去 蜷川幸雄さんとコンビ | 2021/4/16 - 共同通信 https://this.kiji.is/755773114334855168
「若者の苦悩やいら立ちを描いて人気を集めた劇作家の清水邦夫(しみず・くにお)さんが15日午後0時46分、老衰のため死去した。84歳。新潟県出身。葬儀・告別式は近親者で行う。1960年代後半から70年代初めにかけて、演出家の蜷川幸雄さんとのコンビで「真情あふるる軽薄さ」「ぼくらが非情の大河をくだる時」などの作品を発表し、全共闘世代の熱い支持を得た。」
蜷川さんのトークの中で必ず登場していた清水邦夫さん、初めて名前を知ったのは蜷川さん演出の『真情あふるる軽薄さ』でしょうか。もちろん初演ではなく高橋洋くんが青年役のときです。さいたまゴールド・シアターの『鴉よ、おれたちは弾丸をこめる』も心に残っています。『楽屋』はいろんな演出・俳優で楽しみました。
ご冥福をお祈りします。上で蜷川さんが待っていますね。
蜷川さん、1960年に清水邦夫さんの『明日そこに花を挿そうよ』に俳優として出演したんですよね。1967年、青俳を退団し仲間と清水作品を上演すべく「現代人劇場」を旗揚げ(「蜷の綿」より)
田島優成時代に田島亮くんが出演していた『血の婚礼』の映像を置いておきます。
蜷川幸雄劇団「血の婚礼」窪塚洋介、中嶋朋子など、巣鴨特設会場で https://youtu.be/mBD1uVmfoFY @YouTubeより
血の婚礼 舞台稽古1 https://youtu.be/drOLadyTmAU @YouTubeより
血の婚礼 舞台稽古2 https://youtu.be/RCwBNFrRB94 @YouTubeより
血の婚礼 舞台稽古3 https://youtu.be/g8CNHyE2HKc @YouTubeより
演劇ジャーナリストの伊達なつみさん「①清水邦夫という劇作家が「若者の苦悩やいら立ちを描いて人気を集めた」で済まされるのはあんまりなので、それら初期の戯曲を「清水のいちばんいい部分を封印させた」結果と自分の罪のように語ってた蜷川幸雄さんの言葉を引っ張り出しておきたい(2008年『わが魂は輝く水なり』公演パンフ取材より)」〜「⑬蜷川さんのインタビュー抜粋以上。いまごろ盟友と再会を果たせてるだろうか。『楽屋』『火のようにさみしい姉がいて』などの代表作をともに世に出した「木冬社」の仲間で妻の俳優・松本典子さんもお待ちかねのはず。詩的かつ知的で、冷たい炎のような陰影に富む世界が大好きでした。やすらかに。」https://twitter.com/natsumedate/status/1383078719208583170?s=21
今日、世田谷で『森フォレ』のフライヤーもらいました。昨日のことで落ち込み気味だったときに一筋の希望。どう足掻いても亮ちゃんのお休みは変わらないから、会える日まで私は健康を維持しないと!
劇場で会った友人は鈴木杏ちゃんの一人芝居ぶりかな?お元気そうで嬉しかったな。