今日はちょっと久しぶりのKAAT、大スタジオにてKAAT神奈川芸術劇場プロデュース『アメリカの時計』観劇。KAAT前回も武谷さんだったわ。木ノ下歌舞伎『糸井版 摂州合邦辻』で。
1929年に始まった世界恐慌を扱ったアメリカ史の群像劇。企業倒産、銀行閉鎖、失業する人々。未曾有のことが起きて生活が一変してしまうことが他人事とは思えなくて居心地悪さを感じながらも登場人物が何役も演じる(13人で50役⁈)演出に長さを感じることなく集中してちょっぴり疲労。
アーサー・ミラー『アメリカの時計 The American Clock』って言い得て妙なタイトルだなぁ…と観終わってグサっと刺さった。
矢崎広くん、すごくよかったな~。とても丁寧で誠実に、誠実な青年を演じていた。
語り部でもある金儲け主義ではない財界人アーサー・ロバートソンの河内大和さん素晴らしいからワニズ大臣ファンは観に行って~。
シルビア・グラブさんがローズという役で素晴らしかった。ピアノと歌も聞けました。何役もこなす武谷公雄さんはさすがで、学生役は新鮮。
無料の当日パンフレットは10ページ!長塚圭史さんありがとうございます😭
舞台美術で使用されている土、買いました。300円也😃(どこの土だろう?)
もう一回観るので今日はここまで。
ストーリー「1920年代のアメリカは史上空前の繁栄をとげ、アメリカ人の誰もが、株さえ持っていれば金持ちになれると信じて疑わなかった。しかしこの状況に疑いを持った、アーサー・ロバートソンは、いち早く株から手を引き、親しい者に警告して回るのだが誰も聞く耳を持たない…。
そして1929年、株式市場を襲った大暴落は、裕福なボーム家にも大打撃を与えた。父親モウ・ボームは剛直な実業家であったが、株に打ち込みすぎて、市場の崩壊とともに財産を失う。母親のローズは、家族が生きるために、宝石類を現金に換える日々。息子のリーは、人々が職にあぶれて飢えていく様を目の当たりにしながら、自身の人生を歩んでいく。」
作:アーサー・ミラー
演出: 長塚圭史
翻訳: 高田曜子
出演: 矢崎広、 シルビア・グラブ、 中村まこと、 河内大和、 瑞木健太郎、 武谷公雄、 大久保祥太郎、 関谷春子、 田中佑弥、 佐々木春香、 斎藤瑠希/ 天宮良、 大谷亮介
美術・映像:上田大樹 照明:横原由祐 音響:池田野歩 衣裳:阿部朱美 ヘアメイク:赤松絵利 演出助手:鈴木章友 舞台監督:足立充章
(撮影:宮川舞子さん)
久しぶりに松岡和子先生にお会いしました〜。河合祥一郎先生もいらしてました。