Brillia HALLにて『中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~』ホリプロ貸切公演。D列にて。
楽しかった〜!藤原竜也のために書かれた本では?と思ったくらい。何度も涙が出ちゃった。座長の竜也くん筆頭に全員が役を魅力的に演じていて、素晴らしく楽しい見せ場ばかり。パーカッションの生演奏も、そこでこの歌(スペインの民族音楽)を使うのステキ〜という阿部海太郎さんの音楽も素晴らしかった。
蓬莱さんの演出、ある日の稽古場場面だけでなく3階まである楽屋のセット、その動き、時々の音楽、ラストなど端々に蜷川さんを感じました。
今回、楽しみだった古河耕史さんの瀬川錦次は仲蔵とイノシシを演ってから切磋琢磨しあい、染五郎、幸四郎、へと上がっていく役、色気がありました〜。『江戸紫根元曽我』のイノシシ(目が光ってた〜🤩)
二幕の仲蔵の「外郎売(ういろううり)」すごかった〜。5分くらいの長台詞だけど初日はジェットコースター並みに早口だったらしい(笑)←「享保3年1月2日(1718年2月1日)、江戸森田座(守田座)において『若緑勢曾我』(わかみどりいきおいそが)の中で二代目市川團十郎によって初演された、「ういろう」の由来、薬効を早口言葉で演じるせりふ芸である。」(Wikipedia)
少しずつ書きます。とりいそぎポストした感想のみ。
中村仲蔵:藤原竜也
初代市川八百蔵/酒井新左衛門:市原隼人
中村伝蔵:浅香航大
志賀山お俊:尾上 紫
中村伝九郎:廣田高志
七代目中村勘三郎/中村任三郎:植本純米
瀬川錦次:古河耕史
五代目市川團十郎ほか:深澤 嵐
蕎麦屋の万蔵ほか:斉藤莉生
金井三笑:今井朋彦
コン太夫:池田成志
四代目市川團十郎:髙嶋政宏
原川浩明 木津誠之 稲葉俊一 丸川敬之 永澤 洋 草彅智文
パーカッション:萱谷亮一/奥田真広 スタッフ
脚本:源 孝志
演出:蓬莱竜太
音楽:阿部海太郎 美術:伊藤雅子 照明:佐々木真喜子 音響:原田耕児 振付:中村梅衣裳:堀井香ヘアメイク:葭葉透子(奥松かつら) 演出助手:菅田恵子 舞台監督:榎 太郎
🪄小澤征爾さんのことを村上春樹さんが「天才的と言ってしまえばそれまでだが、脳味噌の大部分が音楽関係の細胞でできているんじゃないかという気がするほどだった。」と書いていらした。中村仲蔵も藤原竜也も脳味噌の大部分が芝居なのね。中村仲蔵はダントツで。
終わってから別々の席で観た友人たち(「身毒丸と呼ばれた少年」以来の友人たち)と落ち合って感想をおしゃべり。バターとメープルシロップ全然足りません。
たくさんありがとうーー。