中野スタジオあくとれにて、紛争地域から生まれた演劇シリーズ16『亡霊の地』リーディング観劇。『蝶』『結婚持参金』『罪と罰』の短編からなる作品📖。3列目で(一段高くなっている)
亀ちゃんはやっぱり凄いわ😳 体調が良くなって本当によかった😭映像は何本か撮っていたようですが、舞台復帰(あ、大袈裟ですね。体調不良で『ピローマン』を降板して2ヶ月お休みしていただけですから)に立ち会えて幸せでした。お元気になられて本当によかった😭
📍万里紗さんが「1話目の蝶を訳していたときは
これは絶対に亀田さんにやってほしいと思っていたら夢が叶いました。」と。
どうも有難うございました!
— 万里紗 / Marissa (@marissa_indigo) 2024年12月6日
1話目の蝶を訳していたときは
これは絶対に亀田さんにやってほしいと思っていたら夢が叶いました。 https://t.co/reAA6KNLpu
お返事にも書きましたが、亀田さんにオファーしてくださりありがとうございました。絶対やってほしかったという理由がわかります。そして想像以上だったことも。
🇺🇦『蝶』の亀ちゃん、『罪と罰』の万里紗さんの真実味が凄い… 物語の中の人なのに本人が生きて言葉を発しているようでした。
ほんとうに凄かったです。
2023年ロシアによるウクライナ侵攻のさなかに書かれた戯曲の力強さ。 万里紗さんの翻訳も素晴らしい。夢と現実、寓話的だけど目に浮かぶ壮絶な情景と心情。
キャストの皆さまが真摯に、丁寧に、全員で戯曲と向き合わないと客席の私たちは混乱するかもしれない【現実と悪夢の境界線を行き来する】話が混乱することなく頭に入ってくるのだから…
「詩情あふれる戯曲のことば、重い題材であるにもかかわらず随所に散りばめられたユーモア、精鋭俳優陣によっていのちを吹き込まれるせりふの数々。」とプロデューサーの林英樹さん
#亡霊の地
— 林英樹 (@forest829) 2024年12月5日
詩情あふれる戯曲のことば、重い題材であるにもかかわらず随所に散りばめられたユーモア、精鋭俳優陣によっていのちを吹き込まれるせりふの数々。
いよいよ初日です。当日券も若干、出るようです。
お問い合せ⇒ https://t.co/3Edwz7ocK1 https://t.co/QhKXnMSQ2D
まさにこれでした。言葉を選ばずに言うと、 劇作家でジャーナリスト、文化学者、哲学博士でもあるアンドリー・ボンダレンコさんの文章はとても詩的でありウィットに富んだおもしろい本でした。ロシア軍による侵攻で「戦場と化した生まれ育ったウクライナの地に漂う亡霊たち」の胸が苦しくなるほど壮絶なトラウマ、 残虐のむごさ、拷問、敵、彼らの言葉をリーディングにして届けてくださったことに感謝します。
『蝶』と『罪と罰』石村みかさん演じるカウンセラーの終盤のセリフで「あ、😳」と頭の中で全部繋がりました。隣国との関係は他人事ではない。
座長の亀田佳明・亀ちゃんを筆頭に上手すぎる豪華キャストの本気のリーディングという「演劇」を2,000円で観られるのは夢のようなので、明日と日曜日の昼間お時間のある方は観た方がいいです。
📌【作品について】
『蝶』では、兵士の抱える戦場のトラウマが、精神科医との対話や、戦闘シーンの記憶など、境界線の融和する幻想と現実を行き来しながら描かれ、生々しい痛みが観客に襲い掛かる。
亀ちゃん(ユーラ)の一人芝居のよう。リーディングとは思えない。戦場から生きて戻ったユーラの恐怖による叫び・言葉・怒り・言葉・恐怖・言葉に圧倒される。前線から帰還した兵士がトラウマによる幻想に悩まされる。眠ると彼は塹壕にいる。生きているのか死んでいるのか。どちらが現実で夢どちらがなのか。兵士vs戦争。『蝶』はリーディングでないと兵士の痛み、戦争の壮絶さが伝わらない、「カタツムリ」「カマキリ」などを形にしたら観客の創造力を削がれてしまうと思う。
「我が主は逃げた」←Gazaの人たちも浮かぶ😭
医師がユーラに話した蝶になる夢:「胡蝶の夢」は、中国の戦国時代の宋の蒙(現在の河南省商丘市民権県)生まれの思想家の荘子(荘周)による、夢の中の自分が現実か、現実のほうが夢なのかといった説話である。
ウクライナが燃えている 82年前に書かれた詩とリンクしている。詩人:ヴォロディーミル ソシューラ
医師:石村みか、ユーラ:亀田佳明、ユーリア:万里紗、ナジーク:大石将弘、オレスト:今井聡 ト書き:花純あやの
『結婚持参金』では、自宅が交戦地帯となってしまった家族のもとに、二人のロシア兵が妊娠中の女性を略奪するためやってくる。滑稽なほどの残虐さで家族に屈辱を与える二人だが、しかしまたそのロシア兵たちはそれまで同じ村で暮らしていた顔見知りでもあり、この侵略戦争の複雑さを明るみに出す。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まり9ヶ月のキーウ(近郊かも)で、家を出て行くこともできずに家で窓の外を眺めている夫婦と身重の娘。
亀ちゃんはよく知っているその家族の娘をもらいにきた、ロシア軍に入隊した “軽い” ウクライナ人の “兵卒あほたれ” (自分のことを「おいら」と言う)。バナナはロシア軍上司(バナナは愛称なのかな)。戦争により隣人が狼男という悪魔に。持参金という名の略奪、民間人への残虐行為。妊婦のお腹を切り裂く狼男。本当にこういう残酷なことが今も起きているのだろうと…。いちばん寓話的に書かれている(寓話的でないと恐ろしすぎる)。
ハーリャ:花純あやの、マリーア:石村みか、トロヒム:大石将弘、バナナ:今井聡、ドディク:亀田佳明 ト書き:花純あやの
『罪と罰』では、ロシア占領地域でスパイとして逮捕されたウクライナ人女性が受ける拷問と、そこからの帰還が描かれる。サディスティックな拷問が展開される一方で、ロシア文学に多大な影響を与えたウクライナ文化をめぐってのウィットに富んだ頭脳戦もあり、暴力や悪をめぐる切実な問いと平和への希求が、詩情に富む超現実的な言葉やシチュエーションを通して描かれる、議論劇である 。
大石将弘さん、万里紗さんが言うように「ブレイキング・ザ・コード」のアラン・チューリングくらい喋ってます。まさに「ウィットに富んだ頭脳戦」。紛争には捕虜への「性暴力」が蔓延していることが伝わってくる。惨たらしい「性暴力」をトルストイの『罪と罰』『戦争と平和』やチェーホフの『桜の園』の内容をプレイに当てるロシア兵ヘンナージーとウクライナ人ジャーナリストユーリアとの言葉の攻防戦。これが最後にユーリアがこう亡霊を打ち負かす妄想をしないと正気でいられないことがわかる。医師も、そして『蝶』のユーラも同じだと。
ユーリア:万里紗、ヘンナージー:大石将弘、医師:石村みか ト書き:万里紗
「暴力の本質を解剖するように白日の下に晒す、胸が張り裂ける三本だ。」
📌2023年9月、カリフォルニア州サンタモニカのシティ・ガレージにて初演。ロシアによるウクライナ侵攻のさなかに書かれた戯曲である。
『蝶』『結婚持参金』『罪と罰』という寓話的な3本の短篇劇で構成され、それらを貫通するのは戦場と化していく故郷に漂う「ゴースト」たちの声なき声と、ウクライナ人作家が抱える危機感である。
📌『亡霊の地』の翻訳にはJohn Freedman、Vladyslav Hetmanenkoによる英訳版を使用。
🇺🇦 🇺🇦
これ、3公演だけではもったいないので、同じキャストで来年ぜひ再演してください。
脚本: アンドリー・ボンダレンコ 翻訳:万里紗
出演:石村みか(てがみ座)、今井聡、大石将弘(ままごと/ナイロン100℃)、花純あやの(セビロデクンフーズ)、亀田佳明(文学座)、万里紗
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📍石村みかさん「お客様が入りト書きが物凄く生きてくるのだなぁと実感した初日でした。もう明後日には終わってしまいますが。皆の力を合わせて総力戦で臨んだリーディング公演です。翻訳の力も凄い。」
https://x.com/sorano87/status/1865037516396749129?s=46
〈スタッフ〉ウクライナ語考証:村田真一 著作権コーディネイト:万里紗 舞台監督・音響:横山朋也 照明:針谷あゆみ 記録映像:吉本直紀(スタジオ0033)写真撮影:石澤知絵子 制作:山田真里亜 櫻井拓見 総合プロデューサー:林英樹 協力:国際演劇評論家協会 一般社団法人日本演出者協会 一般社団法人日本劇作家協会
📍明日と明後日、増席したそうです。
https://x.com/sorano87/status/1865041804837687359?s=46
🇺🇦 🇺🇦
やっぱり亀ちゃんは最高だーー❤️ ああ…「デカローグ」で8話目でしか喋らなかったことが嘘のようです。これぞ亀ちゃん!な台詞回しでした。これからも亀ちゃんには台詞ください。
万里紗さんのInstagram見ました。「〜ド肝を抜かれ、この人のような俳優になろうとずっと目標にしている亀田さんが自分の訳した言葉を喋ってくれていると、もう稽古のたびに感動してしまうんですが、〜」とあり、凄い俳優になっている万里紗さんに感動する私。
2回目にトークの感想を書きます。