『ピアニストを夢見て一途に励んできた少女メラニーはコンセルヴァトワールの入試に臨むが、憧れの人気ピアニストでもある審査員アリアーヌの無神経さに深く傷つき、自ら夢を封印する。数年後、息子の子守として再会したアリアーヌはもちろんメラニーを覚えていない。万事そつなくこなすメラニーを気に入ったアリアーヌは、彼女に譜めくり役を依頼する。やがてメラニーはアリアーヌにとって掛け替えのない存在になってゆく。(goo)』http://piano.cinemacafe.net/
こちらはサスペンスで面白かった。というか、怖かったーー。バッハは残酷だ・・。どんな復讐がなされるのかドキドキ・・これがけっこう残酷な復讐なのよ。人を傷つけてしまった言葉や行動、その傷つけた本人がわかっていない過ちによる、傷ついた人の恨み・・日常にありそうなこと、気をつけないとね。憎しみを秘めたまま生きるのは哀しすぎる。
ドゥニ・デルクール監督はヴィオラ奏者で国立学院の教授だそうで・・どうりで音楽がよかったはずだわ。ピアノの音だけで緊張したもの。凍りついたように無表情なメラニーに夫と子供がいるアリアーヌが恋愛感情を抱くことになるなんて想像できないけれど、きっとピアニストと譜めくりという関係(ピアニストの分身)そうさせちゃうのね。きっと監督はそういうのを見てきたんだろうな。
この2本見て、帰りに母の日のプレゼントを買って帰宅。今年はお財布にした。