キング好きなので「ミスト」を観たかったんだけど、虫と血が大量に出てくるらしいので断念。
ビレ・アウグスト監督『南アフリカで刑務所の看守として働くジェームズ・グレゴリー(ジョセフ・ファインズ)がロベン島の刑務所に赴任した1968年、アパルトヘイト政策により、反政府運動の活動家の黒人が日々逮捕され、投獄されていた。グレゴリーはそこでネルソン・マンデラ(デニス・ヘイスバート)の担当に抜擢される。黒人の言葉・コーサ語が解るので、会話をスパイするためだ。妻のグロリアは夫の出世を喜び、順風満帆のようだった。だがマンデラに初めて会った時から、グレゴリーは特別な印象を抱き始める。』(gooより)
こういう差別問題がテーマにある映画はいつみても胸が苦しくなる。これは反アパルトヘイト運動の指導者で南アフリカ初の黒人大統領ネルソン・マンデラ(今年90歳)と、マンデラが囚われた27年間に関わる"マンデラの名もなき看守"との友情の物語。http://mandela.gyao.jp/
『あなたに逢って、知った。世界は間違いだらけだと…』
ネルソン・マンデラを最悪のテロリストだと思っている看守の奥さん(彼もマンデラに出会うまでそうだった。1968年の南アフリカでは白人の誰もがそう)にマンデラのことを聞かれ「会えばわかる」と答えるんだけど、ほんとうにマンデラはとても尊敬できる魅力ある人物だった。]小さい頃黒人の友だちと遊んだ棒術で刑務所の中庭でマンデラと対決するところがとても好き。その小さい頃遊んだ友だちの名前がバファナ。最後に釈放されるマンデラにバファナからもらったお守りを渡してお別れした後、看守がつぶやく「さよなら、バファナ」がこの映画のタイトル。あと、ラストシーンがよかった。釈放されたマンデラを一目見にいったグレゴリーの妻がマンデラに声をかけるところ(そこで会話を交わすわけではないので看守の妻だと気づかないんだけど、もしかしたらピンときたかもね)がよかったな。そして邦題の「マンデラの名もなき看守」も好き。