本編前に上映された短編映画『ホテル・シュバリエ』(登場人物はふたりだけ。三男ジャックと恋人としてナタリー・ポートマン)と2本立て?と思わせる作りもおしゃれ。http://microsites2.foxinternational.com/jp/darjeeling/
ウェス・アンダーソン監督。『インド北西部を走るダージリン急行に、長男フランシスの呼びかけで、次男ピーターと三男ジャックがやって来る。父の死をきっかけに絶交していた彼らだが、フランシスはインドの旅を通じて、再び兄弟の結束を高めようとしていた。しかし兄弟たちはそれぞれに個人の問題を抱えており、ケンカが絶えない。しかしそれでも、3人は人生を変える旅を必要としていた。そんな中、あるトラブルから3人は列車を放り出されてしまう。』(goo映画より)
大人になりきれないデコボコの3兄弟のロードムービー。面白かったーー!!父の死をきっかけに絶交していた、ほんとに見かけも心もバラバラで冗談みたいな取り合わせのホイットマン3兄弟、長男フランシス(オーウェン・ウィルソン)次兄ピーター(エイドリアン・ブロディ)三男ジャック(ジェイソン・シュワルツマン)が喧嘩ばかりしながら尼僧になった母(父のお葬式に来なかった)を訪ねる。3人がぴったりくっついて並ぶシーンが多いんだけど、それを見ているだけで笑えます。ジェイソンは最後まで裸足だし。インドは人生を変えるっていうけれど、ほんとなんだろうな(私はきっと一生行かないだろうけど 笑)←こう思う私は監督の思うつぼ?というか、フランシスのセリフにあったように「インド=魂の旅」というイメージあるよね、インドって。
イケメンのオーウェン・ウィルソンがほとんど包帯ぐるぐるというのもなんか可笑しかったなぁ。あと、3兄弟は皆おしゃれさんなんだけど、『ホテル・シュバリエ』でもベッドの下にあって、3兄弟の旅のお供をするスーツケースがとっても可愛い。この映画のためだけにMarc Jacobs for Louis Vuittonがデザインしたものなんだって。ラストシーンでもう一度ダージリン急行に飛び乗るときに惜しみなく全部捨てるのが粋だわ(この2回目の飛び乗るシーンが映画の言いたいことでもあるわね)。そのスーツケースにある「J.L.W.」と数字はなにかな?と思ったら父親のイニシャルらしい。数字はなんだろう?(パンフ買ってくればよかったかなー)そうそう、兄弟の衣装も全部Marc Jacobsなんだって。もちろん次男の生まれてくる子どもにプレゼントされる“あのベルト”も! http://www.criterion.com/asp/
←これがそれ。ひさしぶりにサントラがほしくなっちゃった。