ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『おくりびと 』★★★★☆ 

噂取り、よかった。そしてずっと父を思い出していた。父のとき“納棺師”という言葉は知らなかったけれど、同じだった。あのときのとても神聖な儀式は今も忘れないもの。うちは神道なので、死んだら神様になるというので葬儀はお祝いで、巫女さんたちの鶴の舞とかもあって、なんかね・・とても美しく明るい式だったんだ。だから、映画の中で銭湯の常連客(笹部さん)が「死というのは門だ」というセリフもよくわかる。私もそう思うから。
監督:滝田洋二郎←(「壬生義士伝」などの)脚本:小山薫堂。『所属する東京のオーケストラが解散し職を失ったチェロ奏者の大悟は演奏家を続けることを諦め、妻の美香を連れて故郷の山形に戻ってくる。早速、求人広告で見つけたNKエージェントに面接に出かけ、その場で採用になるが、それは遺体を棺に納める納棺師という仕事だった。戸惑いながらも社長の佐々木に指導を受け、新人納棺師として働き始める大悟だったが、美香には冠婚葬祭関係の仕事に就いたとしか告げられずにいた。』(goo映画より)
 山崎努さんって、やっぱり最高に楽しい。
そして小林大悟(どこかで聞いたような名前 笑)役のモックンが美しい!あの優雅さはモックンじゃないと醸し出せないかもしれない。そのモックンが弾くチェロの指先と心を映す音色(元チェロ奏者というのもこの役にピッタリ)、母が遺した山形・庄内のレトロな家、6歳のとき出て行った父が好きだったレコードのあたたかい音色。鶴乃湯、父と石文を交換した河原、「旅(立ち)のお手伝い」するNKエージェントの社長の部屋、クリスマスにフライドチキンを食べるシーンとか、好き。庄内の冬景色〜桜舞う景色。
  最後の最後まで美しく、涙なしでは見られない、でも笑いありの、とてもやさしい愛たっぷりの映画でした。http://www.okuribito.jp/