今日はさい芸へ。蜷川さんと大竹しのぶさんの対談。なかなか面白かった！蜷川さんは大竹さんを大好きなんだろうな〜とよくわかるトークでした。
何本か観た大竹しのぶさんのお芝居はどれもあまりにも大竹しのぶなので好きじゃなかった・・、でも凄い存在感のある女優さんだということは認めざるを得ない。台詞は１回で覚えてしまうし、家で声出して稽古しないし、稽古場以外でどう演じようか動いてみないし、どういう役を演じたいとか思ったことがない（だから、いつも誰を演じても大竹しのぶなんだと友だち。なるほど〜）という。←蜷川さんも驚いていらした。
でも今日、ほんとに凄い女優さんだなーーーと思ったのは、トークの中盤突然蜷川さんが「歌って」と振ったとき、全然いやがらずアカペラで「ヨイトマケの歌」を歌ったとき。直前までケラケラ笑っていた大竹さんが、ふっと下を向き、顔を上げ歌い始めたとき、会場が緊張感に包まれ、そこが芝居にスイッチした。会場の空気が全て大竹さんに集中・・思わず涙が流れた自分に驚いたよ。私は見ていなかったけれど蜷川さんも涙をぬぐっていたらしい。とにかく凄かった。
そうそう・・「ムサシ」の台本、まだ23ページしか出来上がってきていないんだって（笑）
