ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『スイートリトルライズ」★★★☆ 

  
原作にない部分がいくつもあるのに空気感が同じでした。カラーも。江國さんより江國さんぽいって思ったくらい。でもやっぱり本のほうが好きかも。←多分ちょっと違うって思うキャスティングがあるせい。
 ペアで並んでいるテディベアを結んでいたリボンをほどいたシーンはあったかな?こんなに死の匂いがしたかな?と本を探したんだけど、見つからず・・本、もう捨てちゃったんだったかな(^^;) 死とか狂気を水面下で感じさせてくれたほうがいいのに、この映画はこれでもかってくらい匂わせてきたよー。ちょっとしつこいかも。
 あんな夫婦あるわけないって思う人は多いだろうけれど、いるのよねぇ。最近もかは聞いていないけれど、私の友だちのご主人も部屋にこもってゲームしていた・・何年も。やっぱりIT業界の人だよ・・(>_<)  部屋に鍵かけてゲームする・・あんな空っぽな夫ぜったい嫌だ! でもでもそんな空っぽ夫に大森南朋がハマってた。
レトロで素敵な家なんだけど、無機質で生活感がなく冷たくて寂しい色してた。瑠璃子さんもいつも冷えきっていて・・毎朝熱い珈琲入れても、ロウソクに火を灯しても温まらないんだな。製作中のテディベアの目の部分に針を刺すシーンの怖いこと・・・
「赤いバラは情熱、白いバラは真実。そのふたつさえあれば夫婦は上手くいく」というのセリフ、独身の私にはわからないなーーー。そうなの? 瑠璃子さんが観た映画のセリフなんだけど(←「八月の鯨」でした)両方は難しいよ・・。
『人は守りたいものに嘘をつくの。あるいは守ろうとするものに。』 ←わかるけど・・寂しいな(ー_ー)
嘘って大切なひとについたら一生背負わなければいけないようで重いから。むかーーし、つき合って3年目くらいだった人に小さい嘘をついて(デートを断るときにいつもは遊びに行く友だちの名前を言っていたのに、その日は男の子と飲みに行くのに名前を言えず「友だちと」とだけ言った私・・嘘ではないけれど、結局は嘘と同じ)そんな小さな嘘をついた自分が嫌で嫌で(多分やましかった 笑)・・結局男の子と行ったとばれて・・嘘をついたことを最後まで引きずってしまい、しばらくして別れたのよねぇ・・。←私の場合、自分を守りたかった嘘だったからね (>_<)
 監督:矢崎仁司『人気テディベア作家の瑠璃子は、夫の聡と結婚して3年目。周囲からは理想的な夫婦に見られるが、最近は体の関係がなくなり、聡は自室でTVゲームをする時間が多くなっていた。そんな時、瑠璃子はベアの個展で春夫という青年と出会い、情熱的な春夫のアプローチによって2人は恋に落ちていく。一方聡は大学のサークルのOB会で、自分に好意を寄せる後輩・しほと再会。彼女と時間を過ごすことが多くなり……。』『原作は人気作家・江國香識の同名小説。好きなものだけに囲まれて生活する瑠璃子と、その夫の聡。恋人のような夫婦の間に小さな齟齬が生まれ、互いに別の相手に恋をし、そして嘘を重ねていく。そんな2人の姿を、透明感と死の香りが同居する映像でワンシーンずつ丁寧に切り取った、甘くてほろ苦いラブストーリーだ。主人公の瑠璃子を演じたのは中谷美紀。透明かつ優雅で、ともすれば浮世離れしたキャラクターにも映ってしまう難しい役を、ほぼ完璧に演じて見せた。その夫・聡を演じた大森南朋は、孤独を内包する淡々とした演技で、観客の心の底に深い感情を植えつける。情熱的な小林十市、小悪魔的な池脇千鶴の演技も印象的だ。』(goo映画より)
ラストシーン、螺旋階段で夫を待っていた妻は「お帰りなさい」ではなく「ただいま」と言う(自分はピリオド打ったから)。夫は戸惑いながらも自分は「もうすぐ帰る」と言う(多分素敵なシーン?)のだけれど、私だったら一生帰ってこなくていいと言いそう。別れてからなら何しても良し!映画の聡と瑠璃子はこのあと温めあうように・・なるのかなぁ・・・。これから瑠璃子さんが出すサインに気づくのか?毎回(゚_゚。原作には二人の出会いが書いてあった気がするんだけど(繋がりが。ああ、うろ覚え)映画では二人の心が繋がっているようには私は見えなかったなぁ。
映画の途中までなんか普通すぎる女の子だなーと思って観てた池脇千鶴って大竹しのぶみたいになりそうで怖い・・。この映画はカップルで観ない方がいいわね(笑)今日の映画館にはけっこう男性ひとりが多かったのは・・レディースデーじゃないから?
 十市くん、瑠璃子さん(中谷美紀)抱いてターンしてましたね(笑)・・・とても40には見えない・・若い!←体型が若いからかな〜。一途なのかストーカーなのか・・の役を好演しておりました。
]  一緒に旅するお友だちの名前、ジュードとロバートに決まったようです。画像いただいてきちゃいました。東京で凱旋公演やってほしいなーーーー。
とにかく!!私は彼らのような恋はしたくなく、スガシカオの主題歌「雨上がりの朝に」のような恋がいい。