見応えあり！素晴らしい舞台でした。評判も良く、平幹二朗さんと大好きな麻実れいさん（「夏の夜の夢」「かもめ」以来でした）ですから間違いはないと思っていました。ヘンリー二世とエレノアの大胆なデザインの衣装（麻実さんと平さんじゃなかったら着こなせないんじゃない！）もシンプルな舞台セットも良かったですーーー。登場人物もシンプル、イングランド王ヘンリー二世と王妃エレノアと３人の息子（三浦浩一、廣田高志、小林十市）とヘンリーの愛人のアレー（高橋礼恵）とその兄でフランス王フィリップ二世（城全能成）の７人のみ。歴史劇ですが、その７人が絡み合う愛憎と欲望の家族劇として楽しめました（笑）15分の休憩ありで３時間でしたが、あっという間でした。
とにかくヘンリーとエレノアの膨大な台詞の掛け合いの面白いこと！面白いこと！そしてカッコイイ！！２幕の長い夫婦喧嘩はもう笑いっぱなしでしたよ。さすがです！でも他のキャストも負けていません。「なかなかいいよ」と聞いていたジョン役の十市さん、父に溺愛され育った頼りない16歳の三男を見事に演じてらっしゃいました。ションボリ膝かかえて小さくなっているジョンの頭を「よしよし・・」と撫でたくなっちゃうシーンありです（笑）バレエダンサーさんなので動きが軽やかでした〜。
カーテンコールの麻実さん、ほんとに美しかったーーー。大胆な柄の衣装を翻し踵を返すときの指の先まで踊るようにかっこ良かったです！ほれぼれ〜:*:・(￣∀￣)・:*: あの女性なのに雄大という表現がピッタリの存在感はシェークスピア劇にはかかせないはずですね。←もちろん平幹二朗さんもです。舞台上の平さんって全然年取ってない？と思うくらい若々しくてびっくりでした！（「冬のライオン」の作者ゴールドマンもシェークスピアを意識しているらしいです）
母もすごく喜んでくれたので良かった〜！
夜はサッパリお蕎麦。
