ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

ジェットラグプロデュース『11のささやかな嘘』★★★★☆ 

わーーーーっと仕事して、4時15分に会社を出てびゅーんと銀座へ。
  おもしろかったです!!シリアスでせつない話ですが・・想像していた重いもの(最近の古山憲太郎さんの舞台がそういうものばかりだったし)ではなく、テンポの良い楽しい作品でした。ブラジリィー・アン・山田さんの脚本なのですが、5月に観たWPC×ピウスの『さよならまた逢う日まで』の脚本があまり好きじゃなかったので(http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20110506)もしかして苦手な感じだったら嫌だなぁと思っていたのです。なので、ブラジルの8月のそれは観てみようかな。
映画になっても楽しそうだなぁ。
そしたら・・たくさん笑える舞台でした。おもしろかった〜!! 憲太郎さん、まさかの猫だし!!しかもナナコ。 けっこう可愛い猫なので、なにするのか気になり、目が離せなかったです。夏木修介の霊がナナコに乗り移ったのは・・12年間待ったと言い張る女性が出てきたとき?「ちほちゃん」って名前呼んだとき?
嘘をついているのか、真実は何か、本当に貸したのか。心理会話劇、出演者のみなさん楽しそうでした。最初は夏木と交流があるひとたち、という感じですが、どんどん醜さが出てきます。それでも、死人に口なし、もうただの骨ですから〜 諦めましょうよ・・。演出は古川貴義さん。『真実はいつも、ほんのすこしだけ嘘をつく。』http://www.jetlag.jp/news/news.html
自殺した小説家夏木修介の真実が最後に明かされるのですが・・その真実はとってもせつないものでした・・10年間、近くにいる誰にも明かせなかったのだと思うと泣ける(ばかだなぁ(T.T)とも思う)。最後、夏木の妻が、夏木の最初で最後の(はずの)弟子の弥生ちゃんに言うセリフが全てだと私も思います。もっとそこが見せ場になれば・・あっさりしてました。でも夏木の妻役の李千鶴さんは美しかった〜。
10年来担当している早川出版の山路(板垣雄亮さん)、面白過ぎ。ああいう人いるいるって思ったわ。
夏木の嘘は、全然ささやかじゃなかったけれど・・
私が観たのは千秋楽。もう一回観たかったなぁー。
今も麦茶を飲んでいるのですが、しばらくは麦茶を飲むたびに思い出しそうです。