川崎市アートセンター アルテリオ小劇場へ。初キリンバズウカ。
脚本・演出：登米裕一。こちらのほうが面白かった！！http://kirinba.seesaa.net/article/206002377.html
隕石が落ちた街ってどのあたりだろう・・若い子たちは都会に出て行ってしまう小さい街。舞台セットはその街がぎゅーっと詰め込まれていました（見事に）。コウスケの家、商工会議所、高校、駅へ向かう道、コダマの家・・。他になにもないような街。そこで暮らしていくしかない人と出て行った人。
ひとつの壊れた家族のストーリーを軸に、いくつかのサイドストーリーもしっかり見せてくれたので、見応えありました。男はどうしようもなくおバカさんで、女はわがままで・・。
『日本のオヤジは強くて弱い。 だから哀しいでも優しい。』
お父さん（コウスケ）は偉いなぁーがんばっているなぁーと思ったんだけど、最後にその思いは撤回。やっぱ、どうしようもなくおバカさんだよー。なんなの〜あのオオチって女。でも、ミズキは許せたのね。（オオチは、どうして東京から、この街に来たのでしょうか？どういう経緯で「コウスケさん」と呼ぶようになったのでしょうか。顧客を名字で呼ばない家庭教師って・・）
タベ（ミズキの同級生）とコダマ（高校教師）の生まれ育った街を離れず就職した組・・タベちゃんはワガママなミズキを、コダマはコイズミを受け入れているところ。見ていてイラッとするんだけど、あるんだろうなぁ・・ほんとうは爆発したいのに、つい受け入れちゃう気持ち。欲求不満のタベちゃんに幸せが来ますように（いつか都会の男と駆け落ちとかしそうです・・タベちゃん）。
こんな感じでいろんな人に感情移入しちゃった舞台でした。あっ音楽の使いかたも良かった！！
