ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

第七劇場『かもめ』★★★★ 

  怖いよ。このフライヤーのデザイン、何度見ても怖いわーー(黒髪が・・)。
 行こうと思ったのは、岡山公演のフライヤーを見たからなんです。パリなどでも上演されているそうなので楽しみにしていました。
今までに蜷川さんと、栗山さんの『かもめ』(←栗山さんのは好きじゃない。)を観ていたけれど、今日観たものは軸は同じだけれど(あっ・・原作は読んでいません)、全然違っていて少し(かなり)混乱したけれど、面白かったです。五感を刺激する美しい「アートな」作品でした。
この『かもめ』はニーナの『かもめ』でした。
アンケートを書こうかなと思ったら席になくて・・公演後ホワイエにドリンクが用意してあり、そこで出演者の皆様やスタッフとおしゃべりしてアンケートでも書いてくださいって?そんなことは私にはムリ(知らない人ばかりじゃん)なので足早に劇場をあとにしました(笑)
 
時間が経って、ほかの方のレビューなど読んで「ああ、そうかぁーっ」と頭の中がパッと明るくなりました。だからニーナと同じ場所にいながらもコースチャ、アルカージナ、トリゴーリンは別次元にいるみたいだったんだ(アルカージナとトリゴーリンが何度も舞台上の同じ場所をくり返し歩いていたり)。と腑に落ちたり・・。
でも・・役者さんたちの動きや、しんしんと落ちてくる雪(照明効果により、より美しい景色に)、ニーナが揺らすブランコなど美しいものはすごく心に残っているのですが、言葉はなにも残っていない・・。それでも、おもしろかったです。なんだか夢の中みたいでした。(一回雪がドサッと降ったときには驚いた!笑)
原作に出てくるのかわかりませんが、医師ドールンとだけ絡む、物語と重ならず物語の中にいる3人の患者もおもしろかったなー。彼女たちは幻想ではないのよね?
 
『ニーナの記憶・妄想・現実が入り混じり交錯する心理世界』高倉麻耶さんのレビュー。http://www.wonderlands.jp/archives/17040/ ←これを読んだ今ならもっとおもしろく観られそう。