ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

文学座『連結の子』★★★★★ 

吉祥寺へ    
   昨日が初日。終演後、トークセッションがありました。私は知らなかったので嬉しかったです。進行は制作の矢部さん(確かレッズサポ!!私のフォロワーさんのひとりです)、ゲストは新国立劇場の三崎力さん、鵜山仁さん(文学座)、今回の演出の上村聡史さん)でした。ちゃぶ台トーク、おもしろかったです。
『連結の子』ですが、これはもう素晴らしかったです。上質の作品ってこういうのだろうなとしみじみ・・。3世代が登場する話でした。「家族」って・・家族の絆って何があっても強いね。DNAなんだね。父や息子・・男同士のほうが関係はズレていくんだろうなぁーなんて思ったり・・そういうぎくしゃくしたり、ぶつかり合うものを「連結」するものがあり、「連結」するひとがいるのも「家族」。まぁ私には母しかいないので、ちょっと寂しくなっちゃいました。もっと大事にしなくては・・されているのは実感しているから。
脚本:田村孝裕(ONEOR8)、演出:上村聡史『とある地方都市の一軒家。高原直哉はすいとんを作っていた。すいとんは孫、由起夫の好物。今日は、服役していた由起夫の出所日だった。帰ってきた由起夫とのぎこちない会話が続く。』『閉鎖的な田舎。由起夫の身元引受を拒否していた両親。直哉を囲む怪しげな身内。そして、二人が抱えた心の闇とは……。』http://www.bungakuza.com/ConnectedChild/intro_1.html
劇中では直哉って名前を呼ばれることはなかったけれど、こうして高原直哉って文字にすると高原直泰みたい。関係ないですね(笑)
 あらすじを読んでいかなかったので、この写真を見て「みんな鉄男なんだ〜」とだけ思っていました。今日、鉄道マニアには「乗り鉄」「撮り鉄」「収集鉄」などがあることも初めて知りました。この4人(祖母、父親、父の弟、子)は同じ鉄道マニアでもそれぞれ好きなジャンルが違うのでした。ほら、もうズレてる。軸は同じなのにね。
いくつになっても男って、女に「ばかだねぇ」と思われる可愛い生きものだよね。トークでも話していたけれど、男たちでなければならないラスト、現実逃避とも思われるラスト、とってもステキで好きでした。ああ、由起夫は大丈夫だ!!と、私は温かい気持ちで満たされて劇場を後にしました。
そして、最近観るお芝居がかぶっている浅野雅博さんですが、今回はちゃらんぽらんな性格のため泥沼にハマっていく叔父さんです。良かったーーー。毎回いろんな役を演じて見せてくれるのでホントに楽しくて、全部観たいと思うのでした。
でもさ・・篤(浅野さん)は、借金どうするんでしょうかねぇ。保険金もかけられているし・・結婚したら地獄だし。サイドストーリーも面白いので、スピンオフが観たいですね。