ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『南部高速道路』★★★★★ 

 
 座席表です(写真の右が東、左が西、下が南、上が北)。大きな標識に迎えられます。目の前に標識が・・近いっ・・最前列だったのでよけいに近っ。
原作:フリオ・コルタサル『南部高速道路』(1966年刊)構成・演出:長塚圭史、美術:二村周作、照明:小川幾雄
『3年ほど前に、フリオ・コルタサルというアルゼンチンの作家の短編小説集を読んだ時に非常に劇的な印象がありまして、いつか舞台にしたいと思っていた作品です。この作品自体が、渋滞に巻き込まれる、その渋滞が終わらない、というとてもシンプルな話で、非常に非日常的な、幻想小説という部類に入る作品です。今回は、俳優さんたちに設定を与え、背景を与えて、それぞれの関係を作っていく過程で、私が言葉として立ち上げる、俳優さんたちが創り上げていくものを形にしていくという、ちょっと変わった手法で進めています。頼もしい俳優さんたちに集まっていただいたので、楽しみにしていただけると幸いです。/長塚圭史談』http://setagaya-pt.jp/theater_info/2012/06/post_280.html
少しネタバレしちゃうけれど、原作あるので、演出以外のネタバレはいいよね?
とっても面白かったです。日常の中での遭難。渋滞にはまる設定は原作と同じだけれど、車種や登場人物が違うのに最初からラストまでの間に感じた思いは同じでした。渋滞は解消されず季節は移り、また移り、違う日常が生まれ、そこに生まれるコミュニティーの連帯感、愛情、そして新しい命も。そこはパラレルワールドではなく時を止められ閉じ込められた(新しい)日常生活なのだけれど、もう渋滞のままでいいかもしれない、とさえ思えてきたとき、突然止まっていた(ような)時間が流れ始め、そのときがきます。最後はなかったことのようにもとの日常に戻っていく様子は、切ない (・_・) さらっと戻れるひとたち、戻れないひと(←それはそうだよ)。なんかクラス替えのようだ・・ 私はラスト好きですが。見つかった時計やゴドー待ちの木(だいだいの木)になんだかやりきれない気持ちになるけれどね。
演出はとても面白いので書きませんね。美術はとてもシンプルだけど、仕掛けが楽しかったです。コドモのころを思い出しました。私はもう1回観にいくし(今日(南)と逆側の席)24日までやっているので、また。演劇って楽しいなーー、と思わせてもらえる舞台ですよ。
よこちんさんが “神宮帰り?” のおにいさんのような出で立ちで焦ったわ〜 ^^; 濃くないので最初探してしまったほど。真木よう子さん、お美しかった〜〜〜(肌荒れしていてもキレイよーー)。
 
  なんと全ページ袋とじのパンフレット!中は開けずに終演後に読んでくださいって。これから開けようかと・・
 全部観たい!『その夜の侍』は映画。長塚さん作・演出の『音のいない世界で』は松たこちゃん!『浮標』は悩むなぁ・・すごく良かったから・・大きな劇場になってどうなるか気になるけれども。
 月川くんの美しさったらもう・・
 あ、ARATA。  あ、カラスの柿澤くん。
 
  『ルート99』録画成功。お稽古風景だけ見て、本編は今度ゆっくり見ます。