原作:尾崎士郎「人生劇場」より、脚本:宮本研、演出:いのうえひでのり
二村周平さんの美術がすごかった〜。場面転換多いのに見事に盆がまわっていました〜。狂ったように雪が舞い散るラストシーンがため息が出るほど美しかった。
堤真一さんの殺陣がステキだった〜〜。宮沢りえちゃんの艶やかさ、堤さん、風間杜夫さん、岡本健一くんの色気にぽぉ〜っ。飛車角(堤さん)のお着替えシーンでの背中の入れ墨がセクシー。浅野和之さん、鈴木浩介さんも楽しかった〜。任侠ものは男衆がかっこよくていいね。
ただ・・生声じゃない(ー”ー)やっぱり苦手なスピーカーからの声(ー”ー)新国立なんてそんなに広くないのにマイクの音そんなにひろわなくてもぉ〜(ー”ー)殺陣のシーンもビシッ、バシッ、グサッ、カキーンと効果音がスピーカーから聞こえるので集中がそちらにいっちゃいます。アニメーションのよう(狙いなのかも?)。今まで観た舞台のなかでこんなにマイクが気になるのは青山劇場で観た「シレンとラギ」以来今日でした。←なので、いのうえひでのりさんの演出も2度目。
2時間40分の長さがあるのに、物語がちょっと散漫だったような印象を受けました。りえちゃんの美しさと男衆がかっこよくていいということしか残らなかった。飛車角(堤さん)と宮川(岡健)の関係(飛車角のために命をかける宮川)をもっとメインに男くさくしてくれていればなぁ。←そうなると劇場が大きすぎるかな?
(堤真一さんと宮沢りえちゃんの共演なら『人形の家』がよかったなぁ〜。千葉さんも出ていらした・・もう5年前ね)
次はアジア温泉!