目白駅で腹ごしらえ。
シアター風姿花伝にて。今年の春にテアトル・ド・アナールのウィトゲンシュタイン〜で谷賢一さんを知ったので、はじめてのダルカラ（←みんな略してこう書いているので私も）
作・演出：谷賢一『とあるシェアハウス物件。男女数名、組んずほぐれつ暮らしている。鳥とワニが逃げ出し、一人の青年が戻ってくる。ふとっちょとガリの刑事二人が部屋を訪れ、静かに警察手帳を見せた。先日起こった殺人事件の、犯人を探しています。部屋にはとても美しい、アクアリウムが置かれている。赤い西日に貫かれて、オレンジ色にきらきらと光っている。住人の一人が、ふと気づく。私たちの共通点。もう一人が思い出す。17年前に起きた、14歳の殺人事件。もう一人は考え続ける。逃げ出した鳥とワニの行方を。』）
照明：松本大介さん、美術：土岐研一さん（←私の観劇にもう欠かせないおふたり）
ヘヴィーな内容なんだけれど、楽しかった。やたらテンションの高い刑事と部下のコンビになぜか和む（ハイテンションなのに）。トイレに行く鳥とワニの歯磨きシーンはかなりシュール。
あいつの足音が聞こえる。
通り魔事件を調べに刑事たちが来たことをきっかけに、シェアハウスに住む1982年生まれの彼らや、あの事件のニュース連日のように見ていた私の脳裏に映る彼（酒鬼薔薇：山崎彬）のジリジリした壊れっぷりが鋭く素晴らしい。ほんとにキレッキレの彬くんに目が釘付け。17年前・1982年に酒鬼薔薇聖斗事件、秋葉原通り魔事件が起きた。あの小学校の校門の映像にゾッとした感覚を、今日思い出したよ。
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谷さんも彬くんも（覚くんも）1982年生まれだ〜。
あと１回アマヤドリの広田淳一さんのゲスト回を予約してあるけれど、できればもう１回山崎彬ゲスト回も観たいな。リピーターチケット安いし。（そして、お芝居していないとき（Twitterとか）の山崎彬くんが、やたらかわいいので困ります〜）
シェアハウスと通り魔事件なので、どうしても吉田修一の『パレード』を思い出しちゃったけれどね。この作品、ホラーだわ・・。
『従軍中のウィトゲンシュタイン』の台本購入。 なのに、帰りに10円のカードを買うのを忘れました。谷さんがせっかく宣伝してらしたのに〜。
