先日の『hedge』も今日の『春よ行くな』も当日受け取りでしたが、振込済みだったことを忘れていて、受付でお財布を開けて得した気分になりました(笑)。
はじめて観る作品の評判が凄く良いときに限って自分に合わないことが多々あるんだけど、今回は・・ぎゅうぎゅう掴まれました!呼吸忘れるかと思うほど。観る前はあくが強くて気持ち悪い作品をイメージしていたんだけれど(山崎彬くんの濃さもあり)、違っていました。
やさしかった。誰かが誰かを思うこと、理解しようと思う気持ちがやさしく描かれていました。そして心にガツンと来た。
それぞれの心の動きのようなそれぞれのアクション(って言うの?なんていうのかな・・自然な動き)。それが、彼、彼女たちの性格のように思えるので、奇抜ではなく、必要なものにさえ思えて好感がもてた。
山崎彬くんを観た直後東京に来ると知ったそのタイミング、演劇の神様に感謝。
それにしても・・駅前劇場で、岡田太郎さんの生演奏は贅沢ですね。なんだろう、あれは・・
作・演出:山崎彬 音楽・演奏:岡田太郎 舞台美術:丸山ともき http://waruishibai.jp/864197/
最終章の「四十六歳、夏」はどうとらえればいいんだろう。
出口にあった「六十九歳、秋」の文字、も、どうとらえればいいんだろう。
虫の音が夜の帳に包まれて、空がやさしい。