東北へ。じゃなく、信越、越後へ。
Maxとき
ワクワクしながら北へ。
火焔土器 旅デューサー「新潟・縄文時代の土器めぐり編」で仁ちゃん来てましたね。 良寛さん
湯沢あたりから雪深くなり・・。
長岡から信越本線
嘘のようにあったかい柏崎!手袋しなくても大丈夫なほど。背中にカイロ貼って、ダウンコートの下にウルトライトダウンまで着てきたら・・汗ばむほど。
柏崎市文化会館アルフォーレ。開館して1周年だそうです。大きくて、すごくキレイでした。
「朝の光がとけだす雪へ 最初の一歩を競い合う」
雪は落ち着きます。
♪電話してもいいですかね 寒いねぇって言いたいだけ
♪思わず僕は口走る また君に会えますように (B'z ♪結晶)
小旅行の目的はこれ。浜ちゃんのトークが聞けるんですから。前川さんのトークは何回も聞いているけれど、浜ちゃんがトークするんですから。http://www.artforet.jp/event/2013/10/dvd.php
実は1ヵ月くらい行くの迷っていたんです・・。でも、あげなくてよくなったお年玉が決め手、交通費になりました。トクだ値でね。
〈1部 〉KAATキッズ・プログラム2012『暗いところからやってくる』上映会。
前川さんの作品説明から入りました。会場には、柏崎に凱旋した前川さんちの次男くんの作品を観にきた感じの、お父さまお母さま世代の方も多かったので “こどもとおとなのためのお芝居” がぴったり。ほんとにいいお芝居です。大好きでKAATで4回も観ちゃいましたから。全国で上映会して回ればいいのになーーーー。劇団員のトーク付きとかで。
今年の夏に『暗いところからやってくる』再演との報告がありました\(^o^)/
〈2部 〉前川知大×浜田信也 演劇トーク
とんがりニット帽の前川さんと、頬を赤らめ照れながら浜ちゃんが登壇 (*゚▽゚*)
最初に、前川さんは台本を書いただけだからと浜ちゃんから『暗いところ〜』の製作プロセスを説明。前川さんは〈暗闇の住人〉は人間じゃないから汗かいてほしくないと演出の小川絵梨子さんや浜ちゃんに「汗どうにかならないの?」って言ったけれど却下されたようです。真夏だったし、ほんとにすごい汗だったよね〜(汗どうにかしたかったのは浜ちゃんだよね)。「髪型はくずれないのにね」と前川さん。あの髪型は「これから生まれてくる(出世する)ひとたちだから、おかあさんのお腹の中、羊水のなかにひたっているようなイメージ」で、はじめてポマードを使ったそうです。(可愛かったよねぇ)
『暗いところ〜』はワークショップを時間かけてやったこと、その必要性。子どものころを思い出したり暗闇について話し合いながら作っていたようです。人衛くんを怖がらせる方法を思索したり・・。
「子どもを舐めない」:『暗いところ〜』は観てもらうまで子どもたちにうけるかどうか全く想像できなかったそうです。子ども向け・子ども目線で書いたものはつまらないし、子どもを舐めてはいけないので「いつも通りのものを語り口だけ少し丁寧に」したとのこと。演じる浜ちゃんたちも演技の質は変えなかったそうです。
つまらないと大人は寝ちゃうけれど、子どもは暴れるので舞台が崩壊する(笑)(これはサッカー観戦も同じ。崩壊というより、飽きている子どもたちは試合見ないでゲームしいていますから←ま、その子たちはサッカー最初から見てないですが)ので、わからなくても子どもの記憶に何かが残ればいいと思う。
〈アンケートを読み上げながら〉
劇団名の由来:ホラー・オカルトをやる「生きたまま彼岸を見る」というコンセプトがあり、10時間くらい話しあって勢いでつけた名前。
役者さんの仕事だけで食べていけるのか?:「食べていけないです」と浜ちゃん即答。「効率を重視しないので作ったものは豊かだけれど、そのぶん生活の豊かさと言うのは・・」とちょっと暗い方向に(笑)舞台のない時期に映像や声の仕事がちょうどよく入りますように!
忘れられないアクシデント:山ほどある。お客さんがフォローしてくれる。想像してくれる。俳優は堂々としていること、と浜ちゃん。
えんま堂の思い出:前川さん、えんま堂・えんま市の説明を浜ちゃんにする(笑)思い出はスルー。ここのことね→http://www.city.kashiwazaki.niigata.jp/detail/1954390359.html
影響を受けたもの:ウルトラセブン、水木しげる、藤子不二雄。
前川さん自己紹介:柏崎高校2年の1学期で中退して、東京のお兄さんのところへ。そして大検を受け、東洋大へ。そこで自主映画を撮り、27歳で演劇に出会う。東京に出るまで漫画、映画、ゲームのみ。本は読んでこなかったけれど、早大に通う兄たちの会話がわからず、これではいけないと “効率よく頭がよくなる本” を読み始めた。まだ新訳がないころの岩波文庫で「忍耐力」と「読解力」がついた。
俳優に必要なのは「読解力」:“受験の国語” が役に立っていたことに気づいたと浜ちゃん。台本を正確に読み取ること。ト書きの前に書いてある文脈を理解できるかどうか。出来ないひとがいると「悲しい気持ちになります」って(笑)
前川さんの仕事のスタンス:言われた仕事ばかり受けると都合いい作家になってしまうので、自分でなければならないと思うものを受けるようにしていた。結果、劇団の活動が増えていき、俳優も育ち、観客も増えてきた。
今年の予定:3月スーパー歌舞伎。5月「関数ドミノ」再演(新潟りゅーとぴあでの上演あり)。その後、蜷川さん演出『太陽2068』。夏に『暗いところからやってくる』再演(KAAT・トラム・九州)。暗いところ〜の衣装が綿ではなく麻素材なりますように。
前川さんのトークのキレが良さは知っていましたが、浜ちゃんもトークがすごく上手くて感動(文章を書くのがすごく上手いのは知っていましたが)これからもトークしてほしいなーーー。対談番組の司会とか、いいと思うわ。Eテレで演劇とか戯曲とかの新番組できないかなぁ。けっこう大人のピタゴラスイッチ系のも合うかも!
終わって駅に着いたら強風の影響で電車が止まっていました。1時間かかるかもとアナウンスがあり、ひゃーーーっと思っていたら28分遅れですみました。
行ってよかったーーーーー。
浜ちゃんのかっこよさにちょっと動揺。もう目が釘付けでした。クラクラして・・もう死語だけども胸キュンでした。髪、伸びてたよ。ああ、行ってよかったーーーーー。昨日は前川邸にお泊まりしたそうで・・いいなぁ。前川さんと前川さんのお母様がそっくりで(周りの方に挨拶をされていたのでわかったの)とてもふんわりして優しそうでした。そして、ブログによく登場していたのを思い出しました。お友達もいっぱい来てました〜。
地元のみなさんは車なのか、誰ひとりとして歩いているひとがいない白銀の世界は心地よくて、帰りたくなかった・・たった数時間しかいなかったけれど、東京に戻ったら息苦しかったもの。
行ってよかった。
浜ちゃんのバイバイは世界一かわいい・・(*'o'*)ノ 私は、多分こんなだったと思う。