下北沢・駅前劇場にて『つきかげ』観劇。下の階がファミレスのガストになっていたので夕飯はそこで(劇場まで1分という便利さ)
お隣は津村さん。
6月に上演した、昭和20年(1945)斉藤茂吉の疎開先の山形での日々を描いた『白き山』(フィクション)の5年後の世界を描いた『つきかげ』は家族のヒューマンドラマでした(フィクション)。
🖋️劇団チョコレートケーキ『白き山』★★★★★ https://magnoliarida.hatenablog.com/entry/20240612/1718202897
茂吉先生は10年別居していた妻・輝子と次女・昌子と3人で世田谷に暮らており、脳出血で倒れた茂吉先生を心配して家族が集まってくる。超個性的な「楡家の人びと」をフィクションで描いた物語(私は未読)
茂吉先生が大好物の鰻ではなくドジョウ…さっぱりした柳川鍋を選ぶようになっていた(私の父も柳川鍋が好きだったことを思い出しちゃった)
斉藤茂吉の「老い」を見事に演じた緒方晋さんと「在るが儘」な妻輝子を可愛らしく演じた音無美紀子さんが素晴らしい。あ、村井國夫さんいらしてました〜😊
輝子は【病院を経営する斎藤紀一の次女として東京浅草に生まれました。その10年後、まだ幼い輝子の婿養子として入籍し斎藤家の一員となった茂吉は、「をさな妻」と題した歌11首を歌集『赤光』に載せています。1924(大正13)年、留学中の茂吉と落ち合い、欧州各地を巡った旅をはじめ、茂吉没後の南極旅行、エベレスト登山など、極地を含む世界各地を遊歴した猛女】だったらしい。https://www.mokichi.or.jp/events/event/event-2633/
浅井さん演じる新しい新宿の病院で医院長をしている長男茂太、西尾さん演じる宗吉、岡本さん演じる高弟・山口が『白き山』と同じキャラで登場したので瞬時にあの日(6月の)に戻りました。
輝子と高弟・山口茂吉のバチバチのやりとりが楽しくて笑った笑った!
父・茂吉を献身的にお世話している次女昌子役の宇野愛海ちゃんが、まだら認知症が進行していく父親にショックを受けているのもよくわかり、自分の両親の闘病の日々(認知症はなかったけれど)を思い出しながら観ていました。
宗吉が水産庁の漁業調査船に船医のなり「どくとるマンボウ」に繋がるエピソードも描かれていて楽しかった!
追記します〜
脚本/古川 健
演出/日澤雄介