ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

ハイバイ『霊感少女ヒドミ 2014』★★★★★ 

 五反田のアトリエヘリコプターへ。ギリギリ・・5分くらい前に入ったらもういっぱいでしたが、運良く真ん中の真ん中がぽっかり1席空いていて、とってもいい席に座った感じ。せまいのでどこでも同じなんですが、真ん中ってやっぱり嬉しい席なので。

 2年前の小竹向原(アトリエ春風舎)のときよりテツさんの変態度がアップしていて楽しかった〜(聞いたら、ほんとうはあの10倍変態らしい)テツさんほんと好きだわ〜。
あのキリンジの♪エイリアンズが流れだしてから涙が止まらず(これは条件反射的かな〜)。曲が終わり少し長めの暗転の音のない時間が気持ちをクールダウンさせてくれた。

作・演出:岩井秀人 映像:ムーチョ村松 出演:ヒドミ・石橋菜津美、三郎・富川一人、虹郎・用松 亮、ヨシヒロ・平原テツ
 
彼らの愛はとてもシンプルでストレート。恋は盲目のヒドミちゃん。すごく好きなときは変態なことを含めてプラスに考えちゃうのもわかる(笑)。ヨシヒロの変態っぷりは男子の願望だろう。変態だけならよかったけれど、かなりDV男でした。
「あなたが好きです」「あなたに好かれたい」三郎は恋にストレートすぎてストーカーに。好きな気持ちをどうしたらいいのかわからない不器用な男子。虹郎は・・やさしいね、自分に自信がないからヒドミちゃんのこと自分も好きなのに言えないでいい人になっちゃう。生き返ってやり直したい気持ちが強いのが三郎だったのだと思う。
変態ぶりもですが、三郎と虹郎のゾンビぶりもバージョンアップ。骨出てるし。。お部屋の壁紙も変わっていました。
舞台セットにプロジェクション・マッピングを映す楽しさを一昨年体験しましたが、お部屋が実はミニチュアだと見せる映像も楽しくて好き。矢沢永吉のLIVE映像はただアレを上に投げたかったから選んだんだろうな〜と思うと好きだわ〜。
「♪エイリアンズ」に繋がっていく、生きているときの三郎が小竹向原に住む好きな彼女を呼び出して会話(字幕で出る)するシーン。11月11日靴下の日、月明かりの下、三郎のiPodから流れる「♪エイリアンズ」。とても愛しいふたり。
 
       「あなたに好かれたいと思っています」  「わたしもです」
  
ヒドミちゃんが主人公だけど、これは三郎の物語(再生の?)だと思う。三郎がヒドミちゃんとの出会いが夢の中だったことを明かしているので、生き返った三郎はもうヒドミちゃんと出会うことはないだろうけれど、その夢を思い出すことはあるのかなぁ・・(ヒドミちゃんが三郎を思い出すのではなくて)きっとないんだろうな。ヒドミワールドは三郎のなかだけのことなんじゃないかしら?校庭にいたのは三郎のドッペルちゃん。最初のナレーション(ヒドミ目線)と最後のナレーション(三郎)が同じだもの。「霊感青年 三郎」として。あ、こんどは誰かの夢に三郎が出るのかな? 
 
書いていて、意味不明になってきました。
 
「一人ひとりの影、影、影、〜〜影を集めて、夜はただしく黒く訪れる」とか、「私には理由がない」とか、「私のセッカ〜イワールドのなかに「私がどうする」ということしか存在しない」とか、とにかくなにより岩井さんのナレーションがとても好きだと言うことを何か書きたい。あのテンポ、あのリズム、あのスタッカート、あの楽しさは文字に出来ない!
岩井さんといえば・・いつも話しかけてみたいなぁ〜と思いながら一歩前へ進めず。今回も。あの客席の後ろのイラストたちは娘ちゃんが描いたのかな?
 
 『おとこたち』のDVD買いました。
 
2012年11月11日『霊感少女ヒドミ』★★★★★ http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20121111/1352645834
作・演出:岩井秀人 映像:ムーチョ村松 出演:ヒドミ・上田遥、三郎・奥田洋平、虹郎・町田水城、ヨシヒロ・平原テツ
 
 五反田駅でドーナツ。