「生きるべきか、死ぬべきか」
河合祥一郎先生の授業はとてもおもしろいし、今回のような朗読形式の演出の100分de名著は、とても好き。第2回はハムレット(川口覚)とクローディアス(チョウ・ヨンホ)の場面の朗読が二人芝居を見ているようでおもしろかったです。
『キリスト教の世界観を理解すると、いろいろなシーンの謎が次々に明らかになります。』
ハムレットなせあのときクローディアスを殺さなかったのか・・優柔不断な青年というわけではなくキリスト教だったことが本質にあるのね。ハムレットは神になりたかった。「復讐するは我にあり」は聖書の言葉だったのね。キリスト教の高校だったけれど習った覚えがないよ〜。
名著、げすとこらむ 「なぜハムレットはぐずぐずと復讐を遅らせ、あっさりと仇をとってしまうことができないのか? なぜハムレットはオフィーリアに「尼寺へ行け」などと言うのか? オフィーリアを愛していないのか、愛しているなら、なぜあんなにひどい、冷たい仕打ちができるのか──。」http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/39_hamuretto/guestcolumn.html
私の中で、21歳の竜也くんの『ハムレット−HAMLET−』を超えた、最高のハムレットがさいたまネクスト・シアター「2012年・蒼白の少年少女たちによる『ハムレット』」の川口覚くんでした。http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20120225/1330189092
これ、彩の国さいたま芸術劇場の舞台芸術資料室で映像を視聴出来るので、気になった方はぜひ観に行ってほしいです。3時間40分と長いけれどね。http://www.saf.or.jp/arthall/facilities/sa_inforoom/
来年のニナガワ☓シェイクスピア レジェンド第2弾『ハムレット』、新演出はどんなかな〜。ネクスト・シアターのときのラストが斬新(フォーティンブラスがホレイシオも撃ち殺してしまう演出)だったので、今回のラストも気になります。でも、あれは少年少女たちのためだけの演出かな?