ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『面談〜イキウメ劇団員演劇個人史』★★★★★ 

  行っちゃいました。
お昼休みから・・ちょっと野暮用で出て・・約3時間40分。会社から20分という近さだったから、昨日のうちに出来ることをこっそりやっていたのです。別にこっそりではないけれど・・。ナイショです。
 整理券をもらってカフェへ  コーンスープ美味しかった。
 
今日で今年が終わって、残りの日々は余韻で暮らせます。それくらいたっぷり浜ちゃんを近くで見てきたので・・ええ、そんな気分。
 
客席に座ると「獣の柱」がBGMで流れていてテンションアップ。(かみむらさんのトークも聞いてみたい)
司会は大堀久美子さん。大堀さんの司会が好きなので心の中でガッツポーズです。
まず前川知大さんが登場し、大堀さんと前川さんの司会で、以下劇団の歴史の古い順に面談形式でトークが行われました。
 
【森下創さんと岩本幸子さん】
当時坊主頭でヒゲを三つ編みにしていた前川さんが作・演していた(イキウメの前身)「東京23区外劇団」という劇団から参加した組。(当時前川さんも演じていたらしく、それは消したい過去の様子)
岩本さんは失業・失恋して、どうしようか迷っているときに「東京23区外劇団」に出会い、面談して加入。前川さんはそのときの岩本さんのコートの色から髪型まで覚えていて、ボーイッシュだったので、はじめのころは岩本さんにエキセントリックな役ばかり書いていたとのこと。
「東京23区外劇団」でホームレスの役がつづいた森下さん。あるとき稽古場の隅っこでパンを食べていたのを前川さんが見たことがきっかけらしい。今も年齢不詳だけど、実はとても可愛い方で皆から「創くん」と呼ばれている。創くんは劇団名がついたときからいたので、その秘話を話してくれました。覚えてもらえるように5文字以内で考えていたそうです。
 
【浜田信也くんと盛隆二さん(前川さんはモーリーと呼んでいた)】
ふたりとも2004年から参加。「ともだち繋がり」でイキウメ観てから入った組。浜ちゃんは、大阪の大学を出て演劇がやりたくて東京に戻り、演劇できる場所を探していたときに、おとなしい演劇をやるところが多いなか、友だちに誘われ観たイキウメの「元気のいいところ」が気に入り「元気のいいひとたちと一緒にやりたいな」とワークショップに参加、そして加入。その浜ちゃんがはじめて出演した『窓際のベリーロール』を友だちに勧められ観たら、すごくおもしろかったのでワークショップに参加して劇団員になった盛さん。
大堀さんもおっしゃっていましたが、私も「元気のいい」イキウメが想像できないわ。はじめて観たときから大人なイキウメだったもの。
浜ちゃんも盛さんもイキウメという劇団名を聞いて最初は「それはない」と思ったらしいです。(私は「飛び梅」と同じイントネーションだと思っていたので、まさか「生き埋め」だと知らなかったので怖いと全く思わず。笑)
暗黒舞踏時代の浜ちゃんは(想像できなーーい)、寺山修司作品のオープニング、髪以外を剃毛して白塗りで懐中電灯を両手で振って最前列のお客さまに「じごくーーーー」とか言っていたのに、と前川さんが指摘したら「自分はいいの」と言った浜ちゃんが可愛かった。
白塗り暗黒舞踏のことがわからないので、このへんを読んでみる。ttp://d.hatena.ne.jp/ayashio/20050708 
イキウメに全く関係ないけれど、私が演劇を観始めるきっかけとなったのは寺山修司・岸田理生合作による『身毒丸』です。蜷川さん演出のね。
 
お話する浜ちゃんの声がとてもステキで「声いいなぁ〜 浜ちゃんの朗読も聞きたいな〜(はーと)」と思っていたのですが、安井さんったら浜ちゃんのことを楽屋で「竹野内豊か」とからかっていたようです。浜ちゃんいつもはキャッキャッしてるって前川さんと安井さん。キャッキャッ・・ってどんなかな〜。(浜ちゃんのトークは柏崎以来でしたが、おしゃべりは好きそうです。私はEテレ及びNHKに推してます)
 
【伊勢佳世ちゃんと大窪人衛くん】
ふたりは「オーディション」受けて加入組。佳世ちゃんは俳優座に何年かいたけれど、辞めて「失恋」して、劇団員になるまで農家でバイト。息子の嫁に・・と誘われたけれどお断りし、観に行ったお芝居でイキウメのオーディションのチラシを見て、受けて、俳優座だったことを期待され加入。自分のことを「何をやっても駄目なポンコツ」と言っていたけれど、ポンコツって今時じゃない言葉を使うのが佳世ちゃんぽくて可愛い。人衛くんは、オーディション雑誌を見て応募。「男か女かわからなかった」その存在感。『プランクトンの踊り場』から参加。文化祭で「青の記憶」をやったことがあったらしい。加入してから10センチ背が伸びた人衛くん。まだまだ成長期。そして安井さん乱入。
 
安井順平さん】
演劇に興味がなかった安井さん。お笑い芸人仲間の方(だったかな?)が脚本を書いた作品に、頼まれて出演した安井さんを観たイキウメのプロデューサーさんがヘッドハンティング。安井さんのネタの映像を見た前川さんが「ふりがすごく長くて、これは演劇だ」と思い、2007年の『散歩する侵略者』客演してもらうことになったらしい。ワークショップもはじめての安井さんは、ジャージも持っていないし、なにをすればいいのかわからず、1週間ジーンズでキャップをかぶったまま参加。それはまるで散歩する侵略者そのものだったらしい。そこから客演のレギュラーが続いた。
 
最後に、全員と今回の客演の橋本ゆりかさんとが澄人さんも登場。浜ちゃんが澄人さんのことをキャッキャッといじっていた。
打ち上げではなく「宴会」の話とか、最近は飲まない話とか追記するかも。