ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

TRASHMASTERS vol22『砂の骨』★★★ 

シアタートラムへ。
千秋楽でした。
作・演出/中津留章仁『今回は貧困についてのお話です。日本の一億総中流だった時代は終焉を迎え、今後格差が益々激しくなる現状を踏まえた上で、資本主義経済がこの先長くは続かないという世界を、大小さまざまな視点から描きます。小さな社会では、飲食店における非正規社員の雇用問題や過度の労働条件などを中心に描きます。また、大きな社会として、公園に集まる浮浪者達の生活を軸に、資本主義の問題点などに触れながら、物語は展開されます。労働条件と貧困の問題については、今最も考えるべき社会問題の一つであり、舞台芸術を通して、この問題を観客に問いかけたいと思います。』http://www.lcp.jp/trash/next.html
 
今回は暗転なし、場面転換なしのトラッシュマスターズ。
相変わらずの骨太な作品。演出はおもしろかったですが、今までのように胃の中がギューーッとえぐられるような痛みはなく、さらりと観られたのは何故かな?ちょっと青春ストーリーものに思えてしまったからかな・・。今回舞台となった企業内での出来事は、バブルがはじけたころ私が契約していた会社でも実際起きたことだったからか・・裁判までいったし・・雇い止めマニュアルは当時からあったのよねぇ。過労死は、もっと前から何人も見てきたし(デザイン会社勤務時代の仲間たち)・・自ら命を落とした中小企業の社長のこと(卒業後、損保に入った新入社員時代も同期が・・)など思い出してしまった。
もしかしたら・・今まで観たトラッシュマスターズ作品には好感持てる女性がひとりもいなかったのに、今回の『砂の骨』で初めて中津留さんの書いた女性を好きだと思ったから、というのも原因のひとつかしら?

 お茶漬け。