朝日夕刊に「禁断の裸体」（増田愛子さん）『セリフやト書きから浮かぶ、激しい感情。内野は「気候が違うというか。日本人の演劇の感性で読むと、成立しないことがある。何百度か温度を上げて稽古すると、意味が分かってくる」と言う。』『寺島は「私と関わるうち、登場人物たちがジッパーを少しずつ開けられ、中からドロドロしたものが出てくる。宗教など『善』とされているものに対して『ふざけるな』という作者の叫びを感じる」。』『演出の三浦にとり、ロドリゲス描く「人間の二面性や本性が露呈される瞬間」は、劇作家として執着してきたテーマだ。「僕の作品よりもっと皮肉たっぷりで挑発的です」』
朝日夕刊にさいたまネクスト・シアター「リチャード二世」内田健司くんインタビュー（増田愛子さん）
『「神が塗りたもうた聖油を王の身から洗い落とすことはできない」とうそぶいていた王は、ヘンリーに退位を余儀なくされる。「彼がいた高みも、失墜するときの速度と深みも。自分が今生きている状況からは、思いつかない」と内田。しかし、無理に演じる人物との共通項を求めようとは、思わないという。「僕が一番感動するのは、その圧倒的な距離が分かること。生きていく中でいつか、その言葉に近いことに出会えたら良い』
