1回目 http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20160528
今日も楽しかった。2回目で最後の『尺には尺を』だったので、寂しい気持ちの方が強かったけれども。『尺には尺を』は先週よりさらに良くなっていた。D列という近さもあったかもしれないけれど、一人ひとりの表情がよく見えて、みんなとても丁寧に繊細に役を演じていて、本当に素晴らしかった。
開場から開演までの演出(あの声はタイタスの時の蜷川さんとのこと)から、最後までオール蜷川さんワールド。
多部ちゃんが青空に放った白い鳩に蜷川さんが重なり、空を仰いだ。そしてカーテンコールへ。目の前にいらした岡田さんがずっと泣いていらして、2回目のカーテンコールで大きな蜷川さんの遺影が掲げられて、3回目のカーテンコールで今日が終わってしまうと思うと、寂しくて寂しくて、拍手をやめたくなかった。
観劇仲間のさちさんと与野本町で待ち合わせ、劇場に向かう途中で偶然お会いしたゴールド・シアターの律子さん。他にご用があると聞いていたのに、律子さんがわざわざ劇場まで来てくれて一緒にランチしながらおしゃべり。それから観劇して。終了後にネクストの数人と話して。ワイワイお見送りして。帰りにお茶しようって与野本町のパン屋さんに入ったら律子さんがお茶してて、そこでまたおしゃべり。
いつもと同じように楽しい時間を過ごしたけれど、この場所で、おしゃべりすることもなくなっちゃうのか・・そこに行けば会える人たちに会えなくなるのか、どれも二度と戻れない時間だったんだって電車で気づいて、また寂しくなって・・。さちさんとはまた会えるけれど、この劇場では会えないかもしれない。ニーナがいないとがらりと変わったしまうのか。実はまだその実感がないのも本当。
蜷川さん出棺をお見送りさせてもらったハンカチ(友達に預けたの)を持ってきてくれました。ありがとう。