三軒茶屋へ
で、最後になってしまったけれど、今日は森山開次さんの『KATANA』を観てきました。
開次さんの美しさ、鋭さに、目が奪われました。すごく強い力。その姿は「狂気に満ちていた」
真っ赤な椿の花がポタポタ、ポタポタと落ちてくる。その音と血で染まってゆく光景に蜷川さんを思い出さずにいられなかった私ですが。
演出・振付・美術・出演:森山開次
音楽:種子田郷 衣装:ひびのこづえ 書:小宮求茜
『なぜ40代で”KATANA”再演を選んだのか?』http://www.cafeglobe.com/2016/08/056741moriyama_kaiji.html
「刀のモチーフを膨らませていく過程でテンションが高まっていきました。あらためて初演の映像を見て思うのは、前に進む力や意思がすごかったですね。若いから怖いもの知らずというか(笑)。」「劇中歌に『歩め歩め前へ』というメッセージがあるんです。人生や人にかけて、自分のなかで出てきた言葉を能楽師の方に謡ってもらったのですが、それがまさに象徴していました。『前に進むんだ』という強いメッセージとともに、自分を奮い立たせてくれた感覚が強かったです。」「当時得られたものは多くあり、自信がついたのはもちろん、表現の幅が広がることにつながりました。それから、『森山開次=KATANA』というひとつのイメージを持ってもらえたことも大きかったですね」
「10年目の再演というまたとない機会に恵まれたので、もう一度、『森山開次はやっぱり狂気に満ちていた』と感じていただけたらうれしいですね」