今日までだったのでシャンテ・シネへ滑り込み。前売り買ってあったので。
「景色やお屋敷内の冷たく美しい色合いと、母親のメーテルのような黒い帽子とコートからはじまり、プレスコットと家庭教師のひらひらのブラウスなど素敵な衣裳を観られただけでも満足。最後の章で、プレスコットが私生児と出て、ちょっとびっくり。想像力が掻き立てられる「シークレット」の多い映画でした。」と帰りにTweet。
哲学者ジャン=ポール・サルトルの短編小説にインスパイアされた本作は、思春期の入り口に差しかかった微妙な年頃の美少年が、ナチスを連想させる独裁国家のリーダーへと変貌していく物語。
「精緻な様式美に貫かれたアート映画とも言えるヴィジュアルが、不意にぐにゃりと歪む奇怪な瞬間を見逃してはならない。少年がベッドで悪夢にうなされるシーンでは時空を超えたシュールなイメージが渦巻き、少年が田舎道を散歩するシーンでは唐突に“正体不明の視線”との切り返しショットが挿入される。理屈では何が何だかわからない。そんなこちらの困惑などお構いなしに、不条理なまでに得体の知れない恐ろしさ、美しさが押し寄せてくる異形の怪作の誕生である。」(高橋諭治さん)
そう、そこ!!不安を煽られ、この先はどうなるんだろうと胸騒ぎしっぱなしでした。音の入れ方にヒッッチコックを思い出す。
チャールズと大人になったプレスコット、ロバート・パティンソンのひとり2役だったのね。
監督:ブラディ・コーベット 製作:クリス・コーエン、ロン・カーティス、アントワーヌ・ドゥ・クレルモン=トネール、ヘレナ・ダニエルソン
キャスト:ベレニス・ベジョ(母親) ステイシー・マーティン(アデレイド) ロバート・パティンソン(チャールズ) リーアム・カニンガム(父親) トム・スウィート(プレ(スコット)
あらすじ「ヴェルサイユ条約締結直前の1918年、フランスにやって来たアメリカ政府高官には信仰心の深い妻(ベレニス・ベジョ)と、人形のようにきれいな息子(トム・スウィート)がいた。しかし、その少年は教会へ石を投げたり部屋に閉じこもったりなど奇妙な言動を繰り返し、理由のわからない両親は当惑する。周囲の心配などどこ吹く風の彼は、ヴェルサイユ条約が調印された後のある晩に……。」(シネマトゥデイより)
http://movies.yahoo.co.jp/movie/シークレット・オブ・モンスター/357348/story/
The Childhood of a Leader Trailer 1 (2016) - Liam Cunningham Movie
The Childhood Of A Leader Trailer
日本語予告
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