ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

NIKKEKI STYLEにミュージカル『わたしは真悟』 

NIKKEKI STYLE 「エンタな話題」に、京都公演中の『わたしは真悟』記事(内田洋一さん)
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO10925330R21C16A2000000?channel=DF280120166618
高畑充希の真鈴、門脇麦の悟が東京タワーの頂きで、夜空に飛び移る場面。下界でパニックに陥る大人たちがおそれおののく奇怪な群舞がめざましい。異様な姿態を強調しつつ、スタイリッシュだ。ガランとした舞台空間が、あたかも恐怖漫画の張りつめた余白のよう。一直線に突き進む高畑、性差を軽々と超えて少年を演じる門脇の身体が神秘の時間を呼び寄せる。宙にふわふわ浮く感覚、虚空にしみだす孤独な心。身体がかもしだす寂寥感は舞台でしか出せない感覚だ。振付家の才気がはじけている。」
「ロボットの無機的な操作音が意識の芽生えを印象づけるシーンに、人工知能の時代を先取りする衝撃力がある。真悟と名づけられた幻の身体が、成長著しい成河の瞬発力でリアルに躍動する。「333のてっぺんから……」と歌いながら踏むステップが抜群の面白さで、ジグザグに歩いた子供時代の帰り道を思い出させるではないか。」
「難産だったに違いない今回も、舞台のほころびは少なくない。影絵あり映像あり漫画の引用ありで、いささか趣向が過剰、シュールな展開と台本がかみ合わない。国際的な合作は容易でなく、時間がいくらあっても足りないという創作ではあっただろう。が、若い日本人スタッフ、ことに透明感のある音楽(トクマルシューゴ阿部海太郎)や詩的な歌詞(青葉市子)はたたえるべき。あっと驚く創作舞台をなしとげる潜在力を日本の新世代たちはもっている。」
最後の1行がすごくいいな。
「成河(右)が不思議な存在感をかもしだす」
「宙に浮かぶ成河の身体能力がめざましい」(撮影:渡部孝弘さん)
原作も素晴らしいので是非。わたしと会える方にはお貸しできますよ。