ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

二兎社公演41『ザ・空気』★★★★ 

 芸劇 シアターイーストへ。
 D列通路側
[作・演出] 永井愛
[出演] 田中哲司 若村麻由美 江口のりこ 大窪人衛 木場勝己
二兎社に出演するイキウメの大窪人衛くんが楽しみでした。
http://www.nitosha.net/kuuki/
 
とても重い内容(私の職場でも「あるある」と、思い当たることを思いながら)を軽快なテンポで。次の展開がどうなるのかドキドキするのは暗転が多いことの効果かしら。窓とエレベーターがある一つの部屋(美術)が、いろんな階の部屋になる。窓から見える踊り場の外階段。あの場面は9階・・・。
『空気』の使い方がさりげなくない(笑)これでもかっていうくらい『空気』が出てきて、タイトル通り『THE 空気』でした。
AD役の人衛くん、よかったです!役の内面が見え隠れする演技で、最後に繋がっていた。
江口のりこさんの最後の衣裳がすごくカッコよくて、女性パイロットの役とかやって欲しいとな〜思ったり。

Interview 木場勝己 かけがえのない時間を 二兎社「ザ・空気」でアンカー役(濱田元子さんhttp://mainichi.jp/articles/20170116/dde/012/200/002000c
「『空気』って後ろにつく言葉でだいぶ行動が違う。流されるとか、押されるだと敗北感があるけど、『読む』っていうのは意志的な行為。変節を迫られる時は“空気を読む”。自己正当化ができてしまうことで本人は傷つかないけど、行為自体は少しさもしい。できれば空気に毅然として生きたいと思いますね。人間は弱いからなかなかそうはいかないけど」
「重要なのは、相手との関係だという。「なんでこの言葉を言っているのか、言うことで相手をどうしたいのか。その目的を考えて、各場面が過ぎていくうちに、キャラクターが最終的にできあがってくるんだと思います」そのためには、演じる人物の行動原理を考えるうえで自分なりに“裏ストーリー”を考える。「そうすると言葉にリアリティーが持てるかな。表現はしないけど、僕だけが裏ストーリーを持っているとニンマリできるんですよ」