ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

映画『散歩する侵略者』完成披露試写会★★★★★ 

 丸の内ピカデリー1へ。舞台挨拶付きの完成披露試写会に行ってきた。
席はO列。
登壇:長澤まさみ松田龍平長谷川博己高杉真宙恒松祐里前田敦子満島真之介児嶋一哉アンジャッシュ)、光石研、黒沢 清、前川知大

「いま、観終わりました。舞台挨拶の前川さんも素敵でした😊勝手に応援していました。
映画、凄く良かったです!前川さんの原作とイキウメの舞台の感動がいっさい損なわれていなくて、それどころか満たされていました。舞台にはなかったラストも良かった。黒沢監督すごいですね!」
と前川さんに感想コメントツイート。https://twitter.com/Magnoliarida/status/894908760669339649
 
大好きなイキウメ、大好きな戯曲だから、映画化したらどうなっちゃうかな〜と経験上、心配でもありました。
もちろん舞台版と違うところが多々有りましたが、それは映画ならではで、なくてもいいと思わなかった。この映画、私は、好きです。(黒沢監督の映画は『トウキョウソナタ』くらいしか観ていないので「黒沢映画らしさ」とかはわからず)↓ 以下、帰りの電車でのTweet、他。
 
映画館で会った観劇友だちと、ドーナツ屋さんで映画『散歩する侵略者』がとても良かったという話で盛り上がってきた。彼女たちは秋のイキウメの舞台版も楽しみだと言ってくれて、やった〜と心の中でガッツポーズ😃
友だちは私の日記を読んで『牡丹灯籠』を観に行ったと聞いて、それも嬉しかった〜😊
(『プレイヤー』の感想も、友だちと同じだった。)
 
散歩する侵略者』予告で観たとき、え?😳と思ったシーン↓も、え?😳と思ったアクションも、全然問題なく、ちゃんと腑に落ちた。予告で感じた違和感の部分が、その想像と違っていたということです。
長澤まさみちゃんをカンヌの人たちがレッドカーペットで観たかったこともよーくわかります。(カンヌに行ったのは黒沢監督、龍平くん、ぴろきの3人だったので「アクトレスは来ていないのか?」と何人からも聞かれたらしい。あの「鳴海」を観たらなおさらだな。)
 
長谷川ぴろきくんのサングラスが自前だということが頭から離れなかったことだけはアレだな(笑)
 
浜ちゃんが「真ちゃん」といた😊  ←不思議な気持ち。
 
天野(高杉真宙)と桜井(長谷川博己)、2011年の舞台版で見えなかった二人の間に芽生える友情が、映画に描かれていたと思う。これ、2017年のイキウメの舞台版では見えてきそう。というのも、『太陽』以来の浜ちゃんと大窪くんの呼吸が生かされそうだから。
 
2011年に浜ちゃんは「桜井」。映画の「桜井」(ピロキ)はラストで・・・ ←これは公開前なので言わないでおく(笑)この設定は小説にもないけれど、小説で描かれている「天野くん」との関係が見えていたと思う。
 
なんて悲しい概念の消失。長澤まさみちゃんの「加瀬鳴海」が、たまに伊勢佳世ちゃんが重なった・・。←2011年のイキウメで鳴海だった。

★映画『散歩する侵略者』公式サイト http://sanpo-movie.jp
監督:黒沢清 原作:原作:前川知大散歩する侵略者」 脚本:田中幸子黒沢清
あらすじ「行方不明の夫が戻ってきた。その夫が、衝撃の告白をする「自分は侵略者」・・・。
数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。夫・加瀬真治(松田龍平)は毎日散歩に出かけて行く。一体何をしているのか...? 同じ頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に一人、ある事実に気づく。やがて町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。「地球を侵略しに来た」--真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変える。些細な出来事が、想像もしない展開へ。彼らが見たものとは、そしてたどり着く結末とは?」
  
★舞台挨拶の模様はLINE LIVEアーカイブで https://live.line.me/channels/621/broadcast/4440851
《映画ナタリー》 http://natalie.mu/eiga/news/244043
「「大変だったことはたくさんある」と撮影を回想する長谷川は「(キャラクターを演じるにあたり)サングラスをかけることになったんですが、衣装の方に持って来ていただいたものがどれもハマらなくて。買ったばかりの自前のをかけたら『それでいきましょう!』となったんです。アクションシーンでも使ったので、ボロボロになりました」と悲しそうな表情で述懐。続いて、侵略者の1人である天野に扮した高杉は自身の演技の見どころを「人として動いてはいるけれど、『なんか変だな』という侵略者としての違和感を感じていただけたら」とアピールした。」
「第70回カンヌ国際映画祭のある視点部門へ出品された同作。黒沢は映画祭での観客の反応について「とても好意的でした。ただ映画祭には僕と松田さんと長谷川さんで行ったんですが、『アクトレスはどこに行ったんだ!?』と何人にも言われて」とにこやかに明かす。そして黒沢は「(原作の演劇を)どうすれば映画に置き換えられるか相当悩みました。ワンカットワンカット悩みながら撮ったが、最終的にはなんの迷いもない明快な作品になったと思います。皆さんも観始めると悩むかもしれませんが、最後には確信が待っています。それはご自分の目で確かめてください」と作品の魅力を語った。」
《RBB TODAY》 https://www.rbbtoday.com/article/2017/08/08/153729.html


 
黒沢清×前川知大 映画と演劇『散歩する侵略者』の演出手法を語る https://www.cinra.net/interview/201708-sanposurushinryakusha
黒沢「どんな作品もある種の葛藤はあって、それなりの時間を経て実現するものですが、今回は小説と出会ったあとでイキウメを知ったんです。しかも、そのあとも色々な作品を観せていただくなかで、僕がイキウメのファンになった。当初の小説のなかに見つけた映画的要素の具現化というよりは、この映画をイキウメっぽくしたいっていう、かつてない欲求に見舞われたんです。人を食ったような「そんなことあるわけねえよ」というところからスタートしつつ、最終的にはハードな現実社会と向き合わせてくれる作品世界。イキウメの「世界はこんなふうにできているのかも」と気づかせてくれるような感覚を少しでも映画で表現できないか、という方向にシフトしていきました。」
前川「できあがった映画のストーリーがほぼ原作通りなのは、黒沢作品では珍しいはずなんです。非常に原作を大事にして下さっていると思いました。でもストーリーは同じなのに、ディテールは全然違うんですよ。演劇はどうしても色々なものを抽象化して描きますが、映画は「こんな風に具体化するんだ!」っていう新鮮な描写があちこちに見られて、監督が意図された「イキウメっぽさ」に僕もとても共感しました。」
  
私も今日観て、そう思いました!!!!!!!