予告を観て、観たいと思っていた映画。
映画の前に『50年後のボクたちは』の予告が流れた。『チック』の主人公14歳のふたりの少年のこと、色々なシーンを思い出したよ。
映画『ギフト 僕がきみに残せるもの』。スティーヴの「白旗は揚げない」というスピリット。奥様のミシェルさんが素晴らしい(ミシェルの幼なじみのケイシーさんもすごいな)。何がいちばん大切か。スティーヴとミシェルからギフトをもらいました。
看護される夫、看護する妻、二人が病気と向き合い、とことん話し合い、ちゃんと喧嘩する。不安や絶望、ありのままを見せてくれているので、胸を打たれる。
グリーソン夫妻がワシントンのスポケーンに住んでいたことにも反応した私。スポケーン!
公式サイト transformer.co.jp/m/gift
「アメリカン・フットボールの最高峰、NFL。ニューオーリンズ・セインツのスティーヴ・グリーソンは特別なヒーローだった。ハリケーン“カトリーナ”に襲われたニューオーリンズの災害後初の、市民が待ちに待ったホームゲームでチームを劇的な勝利に導いたからだ。それから5年後。すでに選手生活を終えていたグリーソンは、病院で信じられない宣告を受ける。「あなたはALS(筋萎縮性側索硬化症)です」。そして、同じ頃、妻ミシェルの妊娠がわかった。初めて授かった子供。だが自分は、生きている間に、我が子に会うことができるのだろうか。生まれ来る子のために、自分は何が残せるのだろうか。グリーソンは決めた。まだ見ぬ子どもに贈るために、毎日、ビデオダイアリーを撮り続けると。」
監督:クレイ・トゥイール
出演:スティーヴ・グリーソン(元NFL ニューオーリンズ・セインツ)、ミシェル・ヴァリスコ、
エディ・ヴェダー(パール・ジャム)、スコット・フジタ ほか
2016年 / アメリカ / 英語 / 111分 / カラー / 5.1ch / DCP /原題:GLEASON
テクノロジーの可能性:ALSと生きる http://creatorspark.info/musicmovie/29205
「本作はパーソナルなビデオダイアリーだからこそ、スティーヴと父との、妻ミシェルと夫スティーヴとの葛藤もまた、そのまま映されている。父となったスティーヴの息子への思いとともに、本作のもう一つの核としてあるのは、パブリックな存在として、夫スティーヴのALSの啓発活動を行う重要性や意義を理解しつつも、家族の時間も大切にしてほしいと願う妻ミシェルの存在だ。キャッチボールをしてやれないなど、「普通とは違った親子になるだろう」とスティーヴがリヴァースとの関係について考えたように、ミシェルにとってもまた、夫スティーヴの病気の進行を受け止めることは妻としても非常にタフなことでもあるだろう。日々成長するリヴァースの育児と、自身の幼なじみのブレア・ケイシーに介助者として加わってもらいながら、スティーヴのケアに日々献身する中での「悪魔にもなりたくないけど、聖人も嫌。“人間”でいたい」というミシェルの真っ直ぐな言葉に、大きな共感を覚える。」