ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

イキウメ『散歩する侵略者(2017)』4回目★★★★★ 


4回目でラスト「浜ちゃんが真治の『散歩する侵略者』」でした。
C列14 。ロビーなどで3回偶然会った成河ファン友さん、なんと席もお隣で笑った〜。
 
1回目 http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20171029/1509289075
2回目 http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20171104/1509806111
3回目 http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20171110/1510326762

刻々と変化していくラスト真治を堪能しました。おとぼけ顔とクールな顔にキュンとなる不純な観客は私です。
 
4回目となる今日の私は、最後の・・
桜井(安井さん)「今は戦争どころじゃないから。もっと大きなのが、そこまで来てるかもしれないんだから」
浩紀さん(板垣さん)「世界が一丸とならなきゃ、歯が立ちそうにない奴。」
というセリフが好きでした。
私の中で、ちょっぴり「シン・ゴジラ」とかそういう世界とリンクしてワクワクしてしまうからかなぁ(笑)

結局、鳴海(内田慈ちゃん)に「無理だよ。真ちゃんは宇宙人なんだから」って言われるし、それに続く真治のセリフが「愛は地球を救う」と思わせる感動のシーンなわけだけどね。
 
究極のラブストーリー。この2017年版は鳴海が内田慈ちゃんであってこそだったと思う。夫婦役経験済みの浜ちゃんとのバランスもいいのかも。
宇宙人だろうが(そう言われても信じられないよね?)ニュー真治のことをどんどん好きになり、愛しい、守りたいという情がどんどん深くなっていくのがわかるので、
「もうすぐ帰る」=「真治は終わる」ことがわかり、切ない。情報の上にいる真ちゃんが、本当の真ちゃんになってしまえばいいのにと願うばかり・・。真ちゃんも「愛」が大事なものだと薄々気づいていたんだろうな。
 
人衛くんの「(彼岸からやって来て、日常に亀裂を入れていく)天野くん」は凄みが増していたわー。独特の動きも全て可愛さのかけらもなくホント憎らしいんだけれど、桜井に「友達だと思ったのに」と言った最後。天野くんの中に入った彼*の収穫は「友だち」という概念だな。それは侵略には向かないけれど。
*宇宙人に性別はあるのかな?きっとないよね?その概念もきっと学習(仕事)したんだよね?
 
水の音。今日は一段と大きく聞こえたのは、C列だったから? 2017年版は音による心理的な効果も大きいなぁ。
というか・・2017年版はそういう演技の周りのものがとても豪華(美術・照明・音楽・音響)←うん、豪華っていうと少し違うかもしれないけれど、わかりやすいと言うのか、物語を盛り上げてる感じ。
 
さて、20日のうち6回通った三軒茶屋通いも終わりです。幸せな日々でした。
 
(追記)
「昨日は駆け込みで蔵之介さんが観に来たけど、12年前の初演を観てる数少ない人。当時無名の劇団をよくぞ観にきたと思う。そして再演観てなく12年ぶりの散歩だったようで感慨深げでした。」と前川さん。すごいご縁!! https://twitter.com/TomoMaekawa/status/931705036387651584