ミッドタウンではなく久しぶりのシャンテシネ。
「数々の主演男優賞に輝いた新星ティモシー・シャラメとアーミー・ハマーの共演。脚色は、映画史に残る『日の名残り』の名匠ジェームズ・アイヴォリー。本作でアカデミー賞脚色賞を受賞した。監督は『ミラノ、愛に生きる』のイタリアの俊英ルカ・グァダニーノ。89歳の名匠が17歳と24歳の青年の恋を瑞々しく描き、エリオの父が息子に語り返る台詞は、誰もが涙する本作のハイライトのひとつとなった。」http://cmbyn-movie.jp
「感じたことを忘れようとして、心を摩耗してしまうと、30歳になる頃には何も残らなくなってしまう。それでは、愛する人に何も与えられない。痛みを葬るな。感じた喜びを大切に。」エリオのお父さんの言葉がとても良くて、あれは原作者アドレ・アシマンから若者へのメッセージなんだろうな。
パンフレット買おうとしたら売り切れてた。美しい陽光が画面から漏れっぱなしの北イタリアの景色以上にエリオとオリヴァーが眩しく美しく切なかった。「何ひとつ忘れない」ひと夏の恋(青春でもある)の物語。
サントラも欲しい 。ティモシー・シャラメくんもほしい(嘘)
「1983年夏、北イタリアの避暑地。17歳のエリオ(ティモシー・シャラメ)は、アメリカからやって来た24歳の大学院生オリヴァーと出会う。彼は大学教授の父の助手で、夏の間をエリオたち家族と暮らす。はじめは自信に満ちたオリヴァーの態度に反発を感じるエリオだったが、まるで不思議な磁石があるように、ふたりは引きつけあったり反発したり、いつしか近づいていく。やがて激しく恋に落ちるふたり。しかし夏の終わりとともにオリヴァーが去る日が近づく……。」
1983年は携帯電話もなく、ゆっくりと大切な時間が流れてゆく。泳ぎに行く、本を読む、彼を待つ。
木々を揺らす風や降り注ぐ陽射しや水まで色気があったよね。全部が愛しい。
悩むエリオに母親の読んで聞かせた本。
ラストの父からの言葉が素晴らしく印象的。救われる。
エンディングのクレジットの短さは最近ではあまりないけれど、だから本編がより濃く心に残っているわ。まるで彼らの夏が私の夢だったかのよう。「君の名前で僕を呼んで Call Me by Your Name」という題名もすごく好き。
相手の名前を言うこと=同性愛者だとバレてしまわないようにという優しさ…その題名には深い意味があることはあとから知りました。
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映画終わり、テイクアウトでも買って帰ろうと寄ってみたら、チャーシューバオは毎日14時には売り切れるって😱甘かった。台北の「添好運」、この時間でもこの行列。