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U-20W杯に向けて進化誓う橋岡「悔しいけど、僕たちはまだ終わっていない」(取材・文:佐藤亜希子さん)https://web.gekisaka.jp/news/detail/?258101-258101-fl
「圧倒的にボールを握られ、激しいプレスにさらされた。この日、キャプテンマークを巻いたDF橋岡大樹(浦和)は「ワールドユースに出るとああいうチームがザラにいる。その中でも勝っていかないといけない」と毅然と話した。
10番トルキ・アランマル、15番ファラジ・アルガシャヤンらスピードのあるアタッカー陣と相対した。橋岡は1対1に冷静に対応し、体を張ったクリアで窮地を救う場面もあったが、複数人が絡んだ攻めでサイドを崩され、2失点。サイド、背後のスペースを狙う相手の攻撃の形は理解していても対応しきれず、“サウジ”封じの3バックも機能しなかった。
「率直に悔しいですけど、僕たちはまだ終わっていない。ワールドユースにしっかり臨めるように、チームでみんなで一歩ずつ個人個人が成長して、集まったときにまたいい集団になれればいいかなと思います」
代表ではセンターバック、浦和では右ウイングバックが主戦場。3バックのオプションを採用したこの日は立ち上がりに3バックの右に入ったが、4バックに変更した前半40分前には右サイドバックに移り、後半開始からはセンターバックの位置でプレー。「切り替えはできる」と話す橋岡は「違うポジションで自分のプレーが出せないのは一流の選手じゃない。一流の選手に近づけるように頑張っていきたい」と意識を高く持っている。
決勝進出はかなわず、チームはここで解散。来年5月開催のU-20W杯に向けた新たなサバイバルレースが始まる。世界との戦いまで残り半年。「個々も伸ばさないといけないし、みんなでサッカーの展開を読んで、こういうときにはこうするというのが見えるように経験も積まないといけない」。J1の舞台で経験値を上げ、代表に還元する。」