夕方シネスイッチ銀座にて『メアリーの総て』を観た。ハイファ・アル=マンスールという女性の監督。これも好みの映画。おもしろかった〜!メアリー・シェリーが18歳で小説『フランケンシュタイン』を書くことになるまでの背景は壮絶でした。当時の女性や階級の違いや愛情を注がれず絶望していた人たちは共感しただろうな。
シェリーといいバイロンといいい(生まれは少し後だけどアルチュール・ランボーといい)ロマン主義時代の詩人って… 『吸血鬼』を書いたポリドリはバイロンの主治医だったのね。
シェリーが怪物じゃなく「天使に」と言ったとき、君が言う?ギャグですか?😳と目が点になったわ!
「この哀れな怪物は私よ!」
そして美術に、衣裳に、素敵でしたーーーー。
(パーシー・シェリーを演じたダグラス・ブースは、クーネルと協力して香水まで作った。 プロダクションデザイナーのパキー・スミスは、セント・ポール大聖堂近くから撮られた1880年代の写真を参考にした。主にゴドウィンの店や、その周りの道路の様子に反映されている。)
『ジゼル』のヒラリオンが成河くんだったら(妄想キャスト)
『メアリーの総て』のパーシー・シェリー(ダグラス・ブース)はどんな状態でも瞳がキラキラしていたから私は田島亮くんを思い浮かべていたわけで、だから自由恋愛主義の詩人パーシー・シェリーは田島亮くんにやってもらいます!(実はかなりゲスの男でしたパーシー。笑)
公式サイト https://gaga.ne.jp/maryshelley/
STORY
「19世紀、イギリス。作家を夢見るメアリーは、折り合いの悪い継母と離れ、父の友人のもとで暮らし始める。ある夜、屋敷で読書会が開かれ、メアリーは“異端の天才詩人”と噂されるパーシー・シェリーと出会う。互いの才能に強く惹かれ合う二人だったが、パーシーには妻子がいた。情熱に身を任せた二人は駆け落ちし、やがてメアリーは女の子を産むが、借金の取り立てから逃げる途中で娘は呆気なく命を落とす。失意のメアリーはある日、夫と共に滞在していた、悪名高い詩人・バイロン卿の別荘で「皆で一つずつ怪奇談を書いて披露しよう」と持ちかけられる。深い哀しみと喪失に打ちひしがれる彼女の中で、何かが生まれようとしていた──。」
監督:ハイファ・アル=マンスール(サウジアラビア初の女性監督)
プロデューサー:エイミー・ベアー 、 アラン・モロニー 、 ルース・コーディ
脚本:エマ・ジェンセン 追加脚本:ハイファ・アル=マンスール 撮影:デヴィッド・ウンガロ 衣装:カロリーヌ・クーネル 音楽:アメリア・ワーナー 編集:アレックス・マッキー プロダクション・デザイナー:パキー・スミス
メアリー・シェリー:エル・ファニング Elle Fanning、パーシー・シェリー:ダグラス・ブース Douglas Booth、バイロン卿:トム・スターリッジ Tom Sturridge、クレア・クレアモント:ベル・パウリー 、ウィリアム・ゴドウィン:スティーヴン・ディレイ Stephen Dillon、ジョン・ウィリアム・ポリドーリ: ベン・ハーディ Ben Hardy
バイロン卿の主治医ポリドリ役は『ボヘミアン・ラプソディ』でロジャー・テイラーを演じているベン・ハーディ。
バイロン卿役のトム・スターリッジは『ホロウ・クラウン/嘆きの王冠』のヘンリー6世。
メアリー役のエル・ファニングは『となりのトトロ』の英語吹き替え版で声優を行ったらしいです。