『ROMA/ローマ』が観たくて、初めての駅センター北のイオンシネマへ。
作品賞を含む10部門にノミネートされたアカデミー賞で、監督賞、撮影賞、外国語映画賞の3部門受賞を果たした作品。『ROMA/ローマ』を観てきた。
『「ゼロ・グラビティ」のアルフォンソ・キュアロン監督が、政治的混乱に揺れる1970年代メキシコを舞台に、とある中産階級の家庭に訪れる激動の1年を、若い家政婦の視点から描いたNetflixオリジナルのヒューマンドラマ』
映画館での上映を決めてくれたことに感謝。
どうしてか主人公クレオ(ヤリッツァ・アパリシオ)の友人になったかのような、モノクロの美しい映像に同化するような感じだった。スクリーンからだけでなく四方八方から聞こえてくる自然や雑踏の音のせいかもしれない。
オープニングの映像がクライマックスの海辺のシーンに繋がっていたり、最初と最後のシーンで出てくる飛行機や楽隊の映像が心に残る。
70年代初頭のメキシコ情勢(「血の木曜日」事件)の織り込み方もさりげなく、クレオや雇主家族に起こる結構大変な事件もさりげなく、押し付けがましさがまるでない映画でした。
子どもたち可愛かったな〜。 男は下衆でした。
ROMA/ローマ | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
監督:アルフォンソ・キュアロン
製作:ガブリエラ・ロドリゲス、 アルフォンソ・キュアロン、ニコラス・セリス
製作総指揮:ジェフ・スコール
「キュアロンは当世屈指の映像派だが、本作では長年タッグを組んでいる天才カメラマン、エマニュエル・ルベツキが参加できなかったことから、なんと撮影監督も兼任してさらなる天才っぷりを披露してみせた。物語こそ一種のファミリードラマだが、細密な白黒映像で映し出される日常の風景は、時に荘厳なほど美しく、常にほのかな緊張感をはらんでいて、視線を外すことができなくなるほどだ。」