大好きな文学座の浅野さんと石橋さん、そして鵜山さんのユニット・イマシバシノアヤウサ『アイランド』観劇(下北沢OFF OFF)。
明日で終わるからネタバレしてます😅
ロングランの良さ、熟成するってこういうことなんだな〜と実感。
アパルトヘイト反対デモに参加し逮捕されてから3年(まであと3ヶ月)、マンデラ大統領も長く投獄されていた南アフリカロベン島にある刑務所の同じ独房に入れられ同じ過酷な時間を過ごしてきた二人に生まれた信頼関係が伝わってくる。
それと彼らにアフリカ人の持ち前の明るさと彼らに染みついた音楽を感じました。音響(打楽器)の効果もあるけれどそれだけじゃない。
砂を運ぶだけの強制労働で疲れ切った夜に想像の物語を語るシーン(昨日はウィンストンが映画に連れて行ったらしく、この夜はジョンが行きつけのバーに電話するというエチュード)が本当に素敵。想像することは誰にも奪われない。何もなくてもできるのが演劇なんだなぁ。
頭の回転が速いジョンが演劇をやっていたから、デモで身分証明書を焼くくらい過激だったウィンストンも丸くなったんだろうか(そこで生きていくためにお互い合わせざるを得なかったのか)。先週よりさらに石橋ウィンストンがカワイイキャラになっていっていた。
なにより彼らが刑務所の演芸会でギリシャ悲劇の『アンチゴーネ』を上演すると決めたジョンの思い。ラストがクライマックスで、役ではなくウィンストンがアンチゴーネのせりふを独白する。
素晴らしい舞台でした。
浅野さんが亮ちゃんも観に来たって教えてくれた😊 感想聞きたいなー。