あ〜 ほんとうに素晴らしい舞台!
日々、観るたびに進化している。
神野三鈴さんの凄さが止まらない。
二幕の田島亮クリスに何度もジーンとなった。真っ直ぐなクリスと父ジョー・ケラー(大谷亮介さん素晴らしい)の場面から胸を打たれまくり涙が…流れつづけてしまった。抗えない真実を知り彼の中の誠実の星が消えてしまった…
(激昂する亮ちゃんクリスのセリフも中から湧き出るようだった。悲しみが。)
(大谷亮介さんはどの場面もさらりとジョー・ケラーで、後半の豹変も自由自在で、それらが全て演技に見えない淀みのない演技!)
「愛に理由はないというのが愛の理由。」はシンベリンのセリフですね、ミラーさん。
それにしてもアン(瀬戸さおりちゃん素晴らしい)、なぜわざわざクリスを選んだの?自分の父が原因で亡くなった恋人ラリーの兄を選んだの?服役中の父スティーブを知る人たちがいる土地に戻る覚悟って…瀬戸さおりちゃんを観ているとそこに「誠実の星」があり、クリスを好きなだけではない気がする。誰かと話したい。
「私たちは舞台におります。また会いにきてください」
カーテンコールで座長の神野三鈴さんのご挨拶があった。舞台やテレビや映画で活躍している俳優さんたち(やそのご家族)の新型コロナウイルス感染が続いているなか、今日は台風の影響で電車のダイヤも乱れていて、それでも満席(一席置き)のシアタートラムの客席に向けて。劇場にいる全員が感謝し感動したカーテンコールだったと思う。
コロナ禍という言葉が生まれる前、こんなに新型コロナウイルスが長引くと思っていなかった春、幕が上がるのが当たり前ではないことを実感した2020年。舞台を上演するために多分観客である私たちの想像以上に大変な、できる限りの対策をしてくださっていることがわかるから。まだ劇場に来られない演劇好きな人たちの思いもわかるから。
友だちと感想話しながらの帰りの電車。やっぱり話したりなくて乗り換え駅のカフェで閉店までコーヒー☕️飲んできた!
真夜中だけど、戦争と平和を考えつつ(戦争が人を、ジョーを、ケイトを、狂わせたから。)りんご🍎食べます。