銀座メゾンエルメスのLe Studio(ちょっと久しぶり)にて映画『ピクニック/Une Partie de Campagne』(1936年/フランス/40分/モノクロ/デジタル上映)
監督・脚本・台詞:ジャン・ルノワール/Jean Renoir
製作:ピエール・ブロンベルジェ 原作:ギィ・ド・モーパッサン『野あそび』 撮影:クロード・ルノワール 音楽:ジョゼフ・コズマ 助監督:ジャック・ベッケル、ルキーノ・ヴィスコンティ、アンリ・カルティエ=ブレッソン
出演:シルヴィア・バタイユ、ジャーヌ・マルカン、アンドレ・ガブリエロ、ジョルジュ・サン=サーンス、ジャック・B・ブリュニウス、ポール・タン、ガブリエル・フォンタン、ジャン・ルノワール
配給:クレストインターナショナル
監督で脚本家(俳優でもある)ジャン・ルノワールは印象派の画家ピエール=オーギュスト・ルノワールの次男さんですって。どうりで!と思うくらい美しい映像。木漏れ日や水のきらめきがモノクロだからこその美しさでした。
40分で足りないところがなかった。少女のようにブランコをこぐシルヴィア・バタイユが愛らしい💕このブランコのシーンだけでも40分見ていられそう。
ストーリー「1860年、夏のある晴れた日曜日、パリで小さな店を持つ金物商のデュフール(アンドレ・ガブリエロ)は、妻と娘と義母、そして使用人アナトール(ポール・タン)を連れ、ピクニックに出かけた。新鮮な空気、きらめく太陽、草のにおい。昼食後、デュフールとアナトールは昼寝、祖母は小径を散歩。自然の美しさの中、デュフール夫人と娘アンリエット(シルヴィア・バタイユ)は舟遊びの青年アンリ(ジョルジュ・ダルヌー)とロドルフ(ジャック・ボレル)に誘われる。岸に舟をよせ、抱きあうアンリとアンリエット。彼女の頬に一条の涙が……。やがて大つぶの雨が、嵐にかわってゆく。数年後の日曜日、アンリは忘れることのできない想い出の河畔で、アナトールと結婚したアンリエットと再会する。そして言葉を交す。「よくここへ来るよ、素晴しい想い出のために」。「私は毎晩想い出すわ」。」(MOVIE WALKER PRESSより)
1936年に撮影された本作のプリントは完成前に第二次世界大戦が勃発しドイツ軍によって破棄された。だがオリジナルネガはシネマテーク・フランセーズの創設者アンリ・ラングロワによって救出されており、その後プロデューサーのブロンベルジェの執念により編集作業が進められ、1946年にパリで初公開された。