ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

映画『眠る男』Un homme qui dort by Bernard Queysanne★★★★★ 

 銀座メゾンエルメスにて。↑上のエルメスビルの10階。
監督・原作:ベルナール・ケイザンヌ、ジョルジュ・ペレック 制作:ピエール・ヌリス 撮影:ベルナール・ジゼルマン 出演:ジャック・スピセール、リュドミラ・ミカエル(ナレーター) 音楽:フィリップ・ドロゴス、ウジェニー・クフラー
『アルファベットの「e」を使わずに書くなど、徹底した制約による実験文学で知られるフランスの小説家、ジョルジュ・ペレックの同名作品の映画化。本作は1974年、若手監督による独創的なフランス映画に対して贈られるジャン・ヴィゴ賞を受賞。』『パリの屋根裏部屋に住む25歳の男子学生は、自分を取り巻く世界から自らを隔て、無関心を決め込む。部屋に閉じこもりながら、空想のなかでひとりパリの街を彷徨うが、徐々に現実との境界が曖昧になってゆく。男子学生の声は聞こえず、原作の小説と同じくすべては二人称で画面の外から語られるのみという実験的でユニークな作品。第二の主人公ともいうべきモノクロームで描かれたパリの街並みが、絶えず観る者を魅了する。』
 
「1974年のフランス映画。モノクローム。監督はベルナール・ケイザンヌ。短く説明できないけれど、主人公の台詞はなくて、すべて二人称で書かれたジョルジュ・ペレックの原作本が読まれていく。淡々と、そしてだんだん早口に。
ロビーにあった原作をゆっくり読みたかった。」と終わってからtweet。主人公の心象風景なのかな。美しい映画でした。スクリーンで観ることが出来てよかった。始まってすぐ、これは眠くなるかな〜と思ったけれど、全然!最後まで目が離せなかったです。
『「五月革命」直前のパリ。多忙な平和の中で生きる根拠を求めて彷徨する青年の孤独を描く傑作』
原作の最初に「罪・苦痛・希望・及び眞實の道についての考察」フランツ・カフカの一節が書いてあった。映画にぴったりだなぁ・・と思ったのに、その文章覚えていないわ・・。