下北沢の駅上でパッタイ食べて、小劇場B1へ。イキウメ(3回)から約1ヶ月で10回の下北沢通い。フィナーレでした👏
流山児★事務所『美しきものの伝説』千秋楽見届けて来ました。とても良い楽でした。
今日の一幕は客席も熱くてね〜。
『美しきものの伝説』がこんなにおもしろくなるなんて… 思っていた以上でした。座組の皆さまが演出の西沢さんを信頼して必死で生きたからですね。
ありがとうございました😭
幸せすぎた。 これから埼スタ⚽️なので取り急ぎ。 また👋
田島亮くんのクロポトキンのことはこれまでたくさん書いてきたので・・(いえ、書き足りないので多分つけ加えます)だって多分モテ男大杉栄と同じくらい色気があり、緩急のある演技…その表情と声、姿に私はゾクゾクしっぱなしでしたから。
野枝役の山丸莉菜ちゃん。「コタン虐殺」のとき代役で出たのにとてもよかったという記憶があって、今回もすごく良かったなぁ。二幕のクロポトキンを見つめるときの表情とか超好きでした。
山丸莉菜ちゃんの伊藤野枝と亮ちゃんの大杉栄・クロポトキンは一幕と二幕の立場が変わっていった年月の流れをちゃんと表情で見せてくれました。
上田和弘さんが演じた堺利彦・通称 四分六、素敵でした。四分六っていちばん難しい役だったのではないでしょうか。「幸徳秋水」が死んで自分は英雄にはなれないと一歩引いて、クロポトキン(暖村は自分側の人間だとわかっていて)の居場所として売文社を作った人なのかなぁ・・(違うかもですが)寂しげであり懐の深い人柄が伝わってきたから。幸徳とクロポトキンを重ねて憧れもありつつ守ってくれていたんだなぁと「君は段々幸徳に似てくるね」のセリフとそれを言う上田さんの顔がそれを回収したように思えました。哀愁漂うお顔は絶品でした。上田さんは終始笑わせながら心の中の葛藤や哀しみなど感情を見せてくれました。
好きだったのは暖村を演じた申大樹さん。クロポトキンに振り回されちゃうのにクロポトキンを憎めない、四分六と同じ匂いがしました。あと・・かっこいい。
あと好きだったのは荒木理恵ちゃん。今回ストーリーテラーとしての役割もしている演歌師「突然坊」やカフェの女給(クロポトキンからウインクされちゃう💕)などいくつもの役をやられていて、表情が豊か。ラストのクロポトキンと野枝との3人のシーン、荒木理恵さんの表情とその場の去り方が素敵でした・・クロポトキンはその後起こるとを察していたかもって思える演出でした。
小山内薫・ルパシカ役の鈴木幸二さんと島村抱月の芸術座の看板俳優沢田正二郎・早稲田役(インテリなんだか違うのか)の佐野バビ市さんはこの舞台を盛り上げてくレました。ルパシカと久保栄(十河尭史さん)との対比がおもしろかったな。西沢さんが意図した演出だったのだと思いますが、この二人のことを愛さずにいられません。
劇中劇、看板女優の松井須磨子(竹本優希さん←ぜったい須磨子より綺麗)とのトルストイの『復活』は最高でした。『サロメ』でもバビ市さんのヘロデ王ばかり観ちゃいました。芸術座退団後に『国定忠治』を沢田正二郎が演じたことも見せる演出。沢田が抱月先生を見つめる目が優しかったです。36歳で急逝されたことを知り、ショック。
アナーキスト(無政府主義者)を貫いたクロポトキンと野枝は警察から尾行をされても新聞を出すたびに発禁になっても、出さないと発禁にもならないと活動を続けたので民衆にとって英雄だったのでしょうね。野枝さんが声をあげ活動してくれなかったら日本は今もまだ男女平等ではなかったかもね。
クロポトキン(大杉栄):田島亮
暖村(荒畑寒村):申大樹
四分六(堺利彦):上田和弘
野枝(伊藤野枝):山丸莉菜
モナリザ(平塚らいてう):春はるか
サロメ(神近市子):橋口佳奈
松井須磨子:竹本優希
先生(島村抱月):里美和彦
ルパシカ(小山内薫):鈴木幸二
早稲田(沢田正二郎):佐野バビ市
音楽学校(中山晋平):本間隆斗
学生(久保栄):十河尭史
幽然坊・エイシャクバイ(辻潤):諏訪創
突然坊 他:荒木理恵
男優A:秋保達也
男優B:岡崎叶大
女優A:山川美優
女優B:立原茉奈春
作:宮本研 演出:西沢栄治
音楽:諏訪創 振付:神在ひろみ 舞台美術:小林岳郎 照明:横原由祐 映像:浜嶋将裕 音響:島猛 衣裳:竹内陽子 舞台監督:森下紀彦 演出助手:杉浦一輝 宣伝美術:ヨコヤマ茂未+江利山浩二 制作:米山恭子+竹本優希 芸術監督:流山児祥
(舞台写真:石川敦子さん)
「民衆芸術論」 ロメン・ローラン 著/大杉栄 訳
また追記するかも・・・
もう息している間、鎮魂歌が脳内で流れています。ヤバいです。
美しきものの伝説 の検索結果(私のね) ↓
パッタイ。このお店、市ヶ谷にもあるわ。