ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

映画『モリコーネ 映画が恋した音楽家/ENNIO/THE GLANCE OF MUSIC』★★★★★

TOHOシネマズシャンテにて『モリコーネ 映画が恋した音楽家』。

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終わって拍手が起きました。スタンディングオベーションしたいくらいな気持ちだったので私も拍手しました👏。エレベーターで同乗した方々と「良かったですねぇ」なんて会話したり。

モリコーネ 映画が恋した音楽家』は157分のうち120分くらい涙が止まらず流れ続けてしまった。観たことない映画もたくさんあったけれど、ほんと偉大だなぁ。
時計じかけのオレンジ』の音楽がモリコーネだったら…どんな映画になっていたのかな〜。シンセサイザーじゃなかったよね、きっと。(モリコーネが生涯唯一の心残りは「時計じかけのオレンジ」(1971)製作中のスタンリー・キューブリックからの依頼を盟友レオーネに反対されて、知らぬ間に断られたことだと笑う。)

終盤にレオ様とエディの笑顔も😃

Tweetしたら「映画の原作本(副読本)である「E•モリコーネ映画音楽術」をお薦めします。映画には描ききれなかったエピソードや指針となるお言葉に溢れていまして、ラスト•メッセージは感動的です。」

https://twitter.com/rfwevmclohbjxn9/status/1630858446382972928?s=46&t=n7rnPjC84qHQqLArnRCx0g

というコメントをいただいたので図書館で検索(3,000円もするので)。新しい本なので図書館にはまだ入っていなかったので取り急ぎ、「エンニオ・モリコーネ、自身を語る」と「エンニオ・モリコーネ映画大全」を予約。パンフレットも買ったからゆっくり読もうっと。

2020年7月、世界は類稀なる存在を失った。 エンニオ・モリコーネ、享年91歳。500作品以上の映画とTVの音楽を手掛た。アカデミー賞®には6度ノミネートされ『ヘイトフル・エイト』で受賞、全功績を称える名誉賞にも輝いた。  そんな伝説のマエストロに、弟子であり友でもあるジュゼッペ・トルナトーレ監督が密着、結果的に生前の姿を捉える最後の作品となってしまったドキュメンタリー映画を完成させた。 モリコーネ自らが自身の半生を回想、かつては映画音楽の芸術的地位が低かったため、幾度もやめようとしたという衝撃の事実を告白する。そして、いかにして誇りを手にしたかが、数多の傑作の名場面とワールドコンサートツアーの演奏と共に紐解かれていく。さらに、70人以上の著名人のインタビューによって、モリコーネの仕事術の秘密が明かされる。 モリコーネのメロディを聴くだけで、あの日、あの映画に胸を高鳴らせ涙した瞬間が蘇る。同じ時代を生きた私たちの人生を豊かに彩ってくれたマエストロに感謝を捧げる、愛と幸福に満ちた音楽ドキュメンタリー。

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セルジオ・レオーネエンニオ・モリコーネ(このふたりは小学校の同級生!)にウエスタン映画「荒野の用心棒」の曲を頼むとき、黒澤明の「 用心棒」の映像を見せて「この雰囲気で」と依頼されたという。あの口笛の秘話です。

『荒野の用心棒』の楽曲制作秘話編 

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「音楽家の名前が、「ジャンル」として認識されるほどの人物は、数百年に及ぶ音楽史においても、極めて限られた存在である。バッハも、モーツァルトも、ベートーベンも、ワーグナーも、もはや作曲家名ではなく、「ジャンル」だと思えるのだ。 この定義はクラシックに限らない。マイルス・デイビスも、ビートルズも、マイケル・ジャクソンも、パット・メセニーも、アンドルー・ロイド・ウェバーも、冨田勲も、「ジャンル」となった音楽家だと私は思っている。これほどの存在感を世界に放ち、時代と共に軌跡を刻む音楽家たちは、当然だが後世にも多大なる影響を及ぼす。」岩代太郎さん(作曲家)

高橋直樹さん)「メトロノームがテンポを刻む。膨大な本や資料が並ぶ書斎に体操着を着たエンニオ・モリコーネが現れ、おもむろにストレッチを始める。ふたつの反復運動によって映画の語り口が伝わる。音楽とは一小節ごとに異なる音を連ねて人々の感情を揺らす反復の芸術だ。その連鎖が世界共通の言語となって人の心を動かす。モリコーネにとって大いなる反復運動である音楽は、単に繰り返すことではなく、常に新しいときめきに満ちた出会いであり挑戦である。」「作曲するためにピアノもギターも必要とせず、湧き上がる音を譜面に記していく。国境を越えて活躍する優れた映画監督のために、観客の心をより豊かにするために、一作ごとに教養に感性を注いで作曲し続けたエンニオ・モリコーネ。その映画人生こそ「我が生涯に悔いなし」と呼べるものではないだろうか。「教養」とは何か、ひと言で表すなら“精神の豊かさ”である」

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